シエンタ vs ソリオvsフリード、燃費性能と先進安全装備の比較

 今注目されている車種が、2015年7月にフルモデルチェンジされた「トヨタ シエンタ」と8月に同じくフルモデルチェンジされた「スズキ ソリオ」です。

コンパクトなボディで広い室内を持つ低燃費のハイブリッド車であることがその要因でしょう。

 そこで、新車選びにおいて注目される2台の新型車に焦点を当てながら、この3台を最大の関心事である燃費性能と、近年は車選びの重要な項目になってきた先進安全装備の比較をしてみましょう。

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トヨタ シエンタ

ノーマルエンジンの出来が良いだけにハイブリッド性能に不満

シエンタ

 直列4気筒1.5リッターのノーマルエンジン車とハイブリッド車をラインナップし「アクア」や「カローラ」と基本的に同じパワーユニットを採用しています。

JC08モード燃費は27.2km/Lで、ノーマルエンジンの20.2km/Lを7km/L上まわる。

ハイブリッドの向上率としては少ないが、長い間採用されているハイブリッドシステムに対して、「カローラ」から採用された新型の2NR-FKE エンジンの燃費性能が非常に低燃費ということでもあります。

ハイブリッドの価格は、ノーマルエンジンに比べると、装備の違いと減税額を補正して約37万円高い。

燃費の差が思ったほど大きくなく、約37万円の価格差を燃料代の差額で取り戻すには21万km以上の走行を要するので、動力性能を別にするなら、ノーマルの1.5Lエンジンの方が経済的でしょう。

安全装備は、「トヨタセーフティセンスC」をオプション設定。

赤外線レーザーと単眼カメラを組み合わせており、時速80km以下で緊急自動ブレーキも作動する。

危険が生じた時の警報は時速140kmまで対応。

このクラスにおける最新の仕様です。

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シエンタの燃費と価格の比較表

シエンタハイブリッドX シエンタ 1.5L X
新車価格 円 2,288,000円 1,816,363円
減税額  円 78,100円 38,600円
価格差額 円 370,900円
JC08モード 燃費率 ㎞/ℓ 27.2㎞/ℓ 20.2㎞/ℓ
燃費の差㎞/ℓ 7.0㎞/ℓ
ハイブリッド車が1.5L車との
価格差を0にするまでに
必要とする走行距離と期間
燃料費145円の場合
200,776㎞ 年間3万キロ走行で6年と8ヶ月

スズキ ソリオ

低価格が武器 しかしハイブリッドもクルーズコントロールも簡易型

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画像:http://www.suzuki.co.jp/release/a/2015/0826/index.html

 「ソリオ」は「シエンタ」「フリード」と異なり、簡易型のマイルドハイブリッドシステムの為、モーターの駆動力が弱く、ハイブリッドの機能も低い。

「ワゴンR」などのスズキ製の軽自動車が搭載する「Sエネチャージ」と同様のメカニズムで、モーター機能付き発電機のISGを搭載して電装品に電力を供給する発電、アイドリングストップ後の再始動が主。

モーター駆動も行っていますが、モーターの最高出力は3.1馬力で、駆動する時間は最長で30秒ですから、エンジンをわずかに支援する程度です。

 JC08モード燃費はノーマルエンジンが24.8km/L、ハイブリッドが27.8km/Lで燃費の差も3.0㎞/Lと少なく、通常のハイブリッド車ほどの差がないのにかかわらず、価格差が約23万円もありノーマルエンジンとの差額を取り戻すのは不可能な数字。

それでもハイブリッド車で160万円台と低価格であり、マイルドハイブリッドの最大の利点です。

 安全装備では「デュアルカメラブレーキサポート」を設定。

2個のカメラが前方を監視して、緊急自動ブレーキも作動。

時速100kmを上限に作動し、カメラ方式の利点を生かして歩行者も見分ける。

デュアルカメラブレーキサポートとセットで装着される「クルーズコントロール」は、車間距離を自動制御できるタイプではなく、設定速度を単純に維持するタイプでスバルの「アイサイト」と異なり、こちらも簡易型だ。

ソリオの燃費と価格の比較表

ソリオ ハイブリッドMX ソリオ G
新車価格 円 1,695,600円 1,454,760円
減税額の差 円 9,900円
価格差額 円 230,940円
JC08モード 燃費率 ㎞/ℓ 27.8㎞/ℓ 24.8㎞/ℓ
燃費の差㎞/ℓ 3.0㎞/ℓ
ハイブリッド車が1.5L車との
価格差を0にするまでに
必要とする走行距離と期間
燃料費145円の場合
366,021㎞ 年間3万キロ走行で12年

ホンダ フリード

ライバルの刷新でモデルの古さを実感 簡易型にも負ける燃費と安全装備

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 「フリード」も「シエンタ」と同じく1.5Lのノーマルエンジンとハイブリッドを設定。

ハイブリッド車のJC08モード燃費はジャストセレクションで21.6km/Lで、ノーマルエンジンを5.0km/L上まわる。

燃費ではトヨタのハイブリッドシステムよりも劣る旧タイプの「IMA」だが、ノーマルエンジンに比べて約14万円の差は「シエンタ」よりも少ない。

その為、価格差を燃料代の差額で取り戻すまでに要する走行距離は5~6万kmで、「シエンタ」よりも現実味があり、可能な数値です。

さらにエアロパーツなどがハイブリッド車には標準装備されているので、それを加味すれば実質的な差はもっと少ないでしょう。

しかし、パワーユニット自体が古いため、ハイブリッド車であっても「シエンタ」「ソリオ」のノー、マルエンジン車より劣ってしまうのが現状です。

 安全装備は、サイド&カーテンエアバッグは早期から用意されていますが、自動ブレーキなどの安全装備は設定がないなど、2008年5月の発売からすでに7年を経過したモデルの古さが、燃費以上に致命的なデメリットを抱えています。

フリードの燃費と価格の比較表

フリードハイブリッドジャストセレクション フリード Gジャストセレクション
新車価格 円 2,360,000円 1,980,000円
価格差額 円 380,000円
JC08モード 燃費率 ㎞/ℓ 21.6㎞/ℓ 16.6㎞/ℓ
燃費の差㎞/ℓ 5.0㎞/ℓ
ハイブリッド車が1.5L車との
価格差を0にするまでに
必要とする走行距離と期間
燃料費145円の場合
187,935㎞ 年間3万キロ走行で6年と3ヶ月

燃費プラス安全性能が新しい評価基準に

 「シエンタ」と「ソリオ」の一新で、1.2~1.5Lクラスのコンパクトミニバンの品ぞろえは充実した。

「フリード」も含めてハイブリッド車を設定するなど相違点もあるが、販売時期や価格設定の違いから異なる点も多いようです。

また、カタログ燃費が良いからと言って経済性が優秀という事でもなく、車種によってはノーマルエンンジン車の方が経済的であることがあります。

 経済性だけで車選びをすればいいという事ではありませんが、ガソリン価格が下がったとは言えやはり販売価格とともに燃費は重要な要素であることは変わりません。

また、自動ブレーキに代表される先進安全装備は、発売時期により優劣が付くのはやむを得ませんが、ユーザーにとっては燃費以上に重要なファクターになります。

現在では軽トールワゴンにも設定されていることも見逃せません。

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