4ドアセダンの燃費を徹底比較(グレイス・アクシオ・カムリ・クラウンほか)

 セダンが売れないと言われて随分と経ちますが、それでも国内には数多くの4ドアセダンが存在します。販売が好調なミバンやコンパクトカー、そしてSUVと同じように低燃費が進み、ハイブリッド車も多く販売されています。また、廃止された車種がある反面、ホンダの「グレイス」の様にまったく新しい車種も登場しています。

 そして、燃費だけでは選ばれていないであろう排気量の大きな高級セダンや無鉛プレミアガソリンを使用するスポーツセダンもあり、減少する販売台数の割にはその種類は多岐に渡ります。
 
 燃費比較をする上で今回取り上げるセダンですが、一般的にセダンとは、リアデッキを持つ3ボックス型の乗用車のことを指しますが、リアデッキを持たない「プリウス」もハッチバックセダンとしてセダンに含まれることとします。

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4ドアセダン全般

ホンダの「グレイスハイブリッド」がセダンで最高の低燃費

順位 メーカー名 車名 車両価格(円) 最高燃費 ㎞/ℓ
1位 ホンダ グレイス HV 1,950,000~ 34.4
2位 トヨタ カローラアクシオ HV 2,030,400~ 33.8
3位 トヨタ プリウス 2,232,000~ 32.6
4位 トヨタ プリウスPHV 2,945,314~ 31.6
5位 マツダ アクセラセダン HV 2,473,200~ 30.8
6位 ホンダ アコード HV 3,754,286~ 30.0
7位 トヨタ カムリ HV 3,207,600~ 23.4
7位 トヨタ カローラアクシオ1.5 1,466,837~ 23.4
9位 トヨタ クラウンロイヤル/アスリートHV 4,217,143~ 23.2
10位 日産 ラティオ 1.2 1,460,160~ 22.6

 ハイブリッドを含む登録乗用車全てのセダンを燃費で比較すると、上位は全てハイブリット車ということになりました。
トップはホンダの「グレイスハイブリッド」。コンパクトハッチでは「アクア」に及ばなかった「フィットハイブリッド」が形を変えたセダン対決では「カローラアクシオハイブリッド」を上回った。
低燃費車の定番「プリウス」を上回ったのはエンジン排気量が少ないためで、「カローラアクシオハイブリッド」と同じだ。僅差で「プリウス」に迫ったのはトヨタ勢と同じシステムを採用する「アクセラハイブリッド」。200cc大きなエンジンでの結果は大健闘と言っていい。

 唯一ガソリン車で同率7位に入ったのが「カローラアクシオ1.5L」です。同車の1.3Lさえ上回ってガソリン車トップはお見事。50万円以上の価格差を考えたらハイブリッド車より経済的なのは言うまでもない。

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ハイブリッド車

小排気量ハイブリッド車が上位を独占

順位 メーカー名 車名 車両価格(円) 最高燃費 ㎞/ℓ
1位 ホンダ グレイス HV 1,950,000~ 34.4
2位 トヨタ カローラアクシオ HV 2,030,400~ 33.8
3位 トヨタ プリウス 2,232,000~ 32.6
4位 トヨタ プリウスPHV 2,945,314~ 31.6
5位 マツダ アクセラセダン HV 2,473,200~ 30.8
6位 ホンダ アコード HV 3,754,286~ 30.0
7位 トヨタ カムリ HV 3,207,600~ 23.4
8位 トヨタ クラウンロイヤル/アスリートHV 4,217,143~ 23.2
9位 トヨタ SAI 3,303,818~ 22.4
10位 トヨタ クラウンマジェスタ 6,274,286~ 19.0

 上記総合燃費比較で上位に付けた車種がそのままランキング。5位の「アクセラハイブリッド」までがいわゆる低燃費を旗印に掲げる車種。そして6位の「アコードハイブリッド」以降は、排気量の大きなV6エンジンなどからダウンサイジングされたエンジンを採用にする車種。
「〇〇Lエンジン並みのパワー」というタイプで、ミドルサイズ以上の国内では高級車と呼ばれるセダンが採用する。燃費向上のためにハイブリッドを導入している点は変わらないが、徹底した軽量ボディなどは採用されず、既存の2.5L、3.5Lエンジン搭載車と同じボディを併用することが多い。
また、「アクセラハイブリッド」と「アコードハイブリッド」の間には大きな価格差がありますので、「低燃費車を」と言うよりも、「燃費が良いに越したことはない」と言う、購入するユーザーの低燃費に対する依存度がかなり異なります。

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ハイブリッド以外

カローラアクシオの新1.5Lがトップ アテンザセダンがミドルサイズボディながら好燃費

順位 メーカー名 車名 車両価格(円) 最高燃費 ㎞/ℓ
1位 トヨタ カローラアクシオ1.5 1,466,837~ 23.4
2位 日産 ラティオ 1,460,160~ 22.6
3位 ホンダ グレイス 1.5 1,750,000~ 21.8
4位 トヨタ カローラアクシオ1.3 1,485,491~ 20.6
5位 マツダ アテンザセダンD2.2 3,175,200~ 20.0
6位 マツダ アクセラセダン 1.5 1,760,400~ 19.6
7位 トヨタ プレミオ/アリオン1.5 1,836,982~ 19.2
8位 スバル インプレッサG4 1.6 1,598,400~ 17.6
8位 スバル インプレッサG4 2.0 1,911,600~ 17.6
10位 マツダ アテンザセダン 2.0 2,764,800~ 17.4

 ここではハイブリッド勢に肉薄した「カローラアクシオ1.5L」がトップの燃費23.4㎞/Lを達成。排気量の少ない日産の「ラティオ」や「カローラアクシオ」の1.3Lを上回った。搭載される2NR-FKE VVT-iEエンジンはこれからのトヨタのコンパクトカーに次々と採用される、トヨタ製「SKYACTIV」と呼ばれる高圧縮高効率エンジンです。
 日産の「ラティオ」が話題に登ることは珍しいが、3気筒1.2Lの小排気量と軽量ボディを活かした低燃費セダンです。ハイブリッド車では「カローラアクシオ」を上回った「グレイス」はガソリン車では大きく差を付けられており、めガソリンエンジンへの力の入れ方に差が出たと言えるでしょう。
2.0Lを超えるクラスでは、クリーンディーゼルエンジンをセダンで唯一搭載するマツダの「アテンザセダン」が2.2Lの排気量とミドルサイズの大きなボディながら20.0㎞/Lで1.5L車に食い込んだのは驚異的。トヨタを始め、既存のガソリンエンジンの改良が進み、その採用状況によって、排気量が小さいことが必ずしも高燃費とは限らない混戦状態です。

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大型セダン

燃費よりパフォーマンスの大型セダン

メーカー名 車名 車両価格 最高燃費 ㎞/ℓ
トヨタ クラウンマジェスタ 6,274,286~ 19.0
日産 スカイライン HV 4,624,560~ 18.4
日産 フーガ HV 5,139,720~ 18.0
日産 シーマ 7,560,000~ 16.6

 燃費を気にするならこんなに大きなセダンは選ばないだろうというクラスの車種が多くあるのもセダンの特徴。もはや低燃費はおまけで、先進技術を搭載することやより効率的なパワーを求めることが目的になり、あららしい議場津的アプローチが徐々に下のクラスに導入される傾向にもなっていますが、ハイブリッドが流行りのアイテム化されているとも思われます。

セダン不況を脱出するにはやはり低燃費が必須

 これだけ多くの車種があるのは、少なからず需要があるのはたしか。その多くは以前からセダンを乗り継いで来たり、仕事の性格上後席を優先したセダンでないと都合が悪いなど、全ての車種の中でも年齢層の高い所有者及び運転者が多いのが特徴。
その為乗り心地や快適性など居住性が優先され、コンパクトカーユーザーよりも燃費に対してのこだわりが薄いとも言えます。だからと言って、セダンだからこんなもんで良いだろうでは困ります。コンパクトハッチをも凌駕し、重厚な居住性も確保した新型セダンの登場が、セダン市場を活性化することでしょう。

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