ホンダのハイブリッド車徹底比較~利用目的に合わせて選んでみよう(フィット・ジェイド・グレイス・ヴェゼル)

 ホンダは2013年9月発売の「フィット」に1.5LアトキンソンサイクルDOHC i-VTECエンジンに高出力モーター内蔵7速DCTを一体化した新しいハイブリッドシステム、「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド) i-DCD」を搭載して以来、同システムを採用する新機種を次々と発表してきました。
2013年12月発売のクロスオーバーSUV「ヴェゼル」、2014年12月に4ドアセダンの「グレイス」、2015年2月に3列シート装備のミニバン「ジェイド」、そして5月にはステーションワゴン「シャトル」とラインナップを充実させてきました。

 「フィットハイブリッド」を含む上記の車種全てが、多少の変更を加えながらも同じパワーユニットを使っています。また、プラットフォームも基本的には共通です。コストを考えれば当然のことで、特にハイブリッドの場合はトヨタでも「THSⅡ」搭載車だらけになっています。しかし、短期間にここまで増殖すると、かえって分かりずらいラインナップとも見えます。選択肢が多いのはユーザーにとってありがたいのですが、多すぎる選択肢は選択そのものを阻害しかねません。

 そこでホンダさんになりかわり、同じパワーユニットでも的確に選べるような利用シーンを探ってみました。少しでも参考になれば幸いです。

スポンサーリンク

主に通勤に使われるユーザーには「フィットハイブリッド」

低燃費の恩恵を最大限に活かすのは価格の安さ

IMGP3133 (1)

 「フィットハイブリッド」の36.4㎞/Lという低燃費は、毎日通勤で使われる方にとっては最大の魅力であることは間違いはないでしょう。通勤手当が固定した額なら、燃費が少しでも良ければ確実に節約できます。ご主人ならおこずかいに直結することでしょう。
そして重要なのは車両価格の安さ。
いくらハイブリッドの燃費が良くても、初期投資が多すぎると意味がありません。本当なら軽自動車をお勧めしたいところですが、あえて今回の選択の中ではハイブリッド最安の「フィットハイブリッド」が最適。これ以上は贅沢というものです。渋滞にはまる機会の多い都市部ではなおさらです。せまい駐車スペースでも4m弱のコンパクトなボディは好都合です。

お勧めグレード

女性の方なら「IRカット〈遮熱〉/UVカット機能付フロントウインドウガラス/フロントドアガラス」装備の「Fパッケージ」がお勧めです。

フィット値引き相場と交渉の進め方

週末に家族でドライブしたいユーザーには「ジェイド」

3列シートが渋滞のストレスを解消

IMGP3265 (1)

 ドライブにつきものなのが渋滞。長い時間車の中ですごすのは大人でもストレスがたまるものです。お子さんならなおさらでしょう。
どんな高級車でも上等なシートであっても同じことです。そこで3列シートです。本格的なミニバンでは普段の使い勝手が悪く、奥さんにも不評。なにより駐車場の事情や洗車のしやすさから、「ジェイド」の低全高はうれしい
それでも低床フロアと「フィット」より13センチ長いホイールベースのおかげで十二分に広く、休憩のたびに席を移動すればストレスも軽減できるでしょう。

お勧めグレード

余裕があれば「Honda SENSING」装備の「HYBRID X」がお勧めモデルだが、20万円差なので考え物だ。

充実した生活を送る熟年ユーザーには「グレイス」

セダンの持つ余裕と落ち着き

IMGP31821

 最近では「カローラアクシオ」ぐらいしかなくなったこのクラスの4ドアセダンだが、そこに登場したのが、「グレイス」。ハイブリッド専用車であり「カローラアクシオハイブリッド」をピンポイントで標的にしている。
インテリアの造り込みや装備もセダンらしい落ち着きのあるもので、ホンダのハイブリッド勢の中で最も豪華で品がある。当然若いユーザー向きではなく、運転歴の長い50~60歳代がターゲットだ。
せっかくメーカーがこの世代向けに用意してくれた車種なのだから、選ばない手はない。最近はハッチバックだのミニバンだの昔なら商用車だった形ばかりになって、うんざりしていた人生の先輩にはぴったりの車だ。「やっぱり車は4ドアセダンじゃなきゃ」という声が聞こえてきそうだ。

お勧めグレード

 この車を選ぶなら「あんしんパッケージ」など何でも付きの「HYBRID EX」。4WDならさらに良いでしょう。

アクティブに過ごしたい行動派のユーザーには「ヴェゼル」

SUVはどこかへ行きたくなる見た目が大事

IMGP39181

 けっしてアウトドア派ではないのだが、何かしたくなるのがクロスオーバーSUVだ。
「フィット」ならショッピングセンターに行くところが、「ヴェゼル」だと山や海に行きたくなっってしまうから不思議。
最近はどこでも良い道と設備が整っているので、SUVでなくてもいいのだが、そこはやっぱり道具から入るのが遊びの鉄則。良く考えたら「グレイス」のトランクの方が道具が入りそうだが、アウトドアに革靴で行ってはいけません。運動靴が必要なのです。

お勧めグレード

というわけで、カッコだけでいいのでFFで十分。見た目では解りませんから。

スペック比較表

車種名 フィット ヴェゼル グレイス ジェイド
車両価格  (万円) 1.681.700~ 2,260,000~ 1,950,000~ 2,720,000~
車体寸法・全長/全幅(㎜) 3,955/1,695 4.295/1,770 4,440/1,695 4,650/1,775
車体寸法・全高 (㎜) 1,525~1,550 1,605 1,475~1,500 1530
室内寸法・長さ/幅(㎜) 1,935/1,450 1,930/1,485 2,040/1,430 2,850/1,505
室内寸法・高さ(㎜) 1,290 1,265 1,230 1,230
ホイールベース (㎜) 2,530 2,610 2,600 2,760
乗車人員 5 5 5 6
JC08モート゛燃費(㎞/L) 36.4~27.6 27.0~21.6 34.4~29.4 25.0~24.2
車両重量(㎏) 1,080~1,210 1,270~1,380 1,170~1,270 1,510~1,530
計画販売台数(月/台) 15,000 4,000 3,000 3,000

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事のタイトルとURLをコピーする