5ナンバーミニバンの居住性を徹底比較(ステップワゴン・ヴォクシー/ノア/エスクァイア ・セレナ)

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 現在では新車販売自体を牽引する5ナンバークラスミニバン。

このクラスで特に人気が高いのは、トヨタの 「ヴォクシー/ノア/エスクァイア」日産の「セレナ」そしてフルモデルチェンジしたホンダ「ステップワゴン」です。

使う目的も動機も同じで、ミニバンを検討するユーザーのほとんどが、この3車を競合車として考えていたでしょう。

そこで、今回はこの3車を、居住性に絞って比較してみます。

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居住スペース比較

いかに空間を稼ぎ出し、快適な居住性を演出しているか。

ホンダ ステップワゴン

独自の低床構造をさらに進化 ミリ単位の拡大によりまだ広げられる空間

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  エンジンをダウンサイジングしコンパクト化したことで、エンジンルームを短縮し、全長を伸ばさずにホイールベースを従来型より35mm延長している。

これによって1列目と3列目のシート間隔を40mm延長し、ラゲッジスペースの前後長も20mm増している。

この僅かな違いが実際の感覚では数値以上に大きく、サイドウインドーを立てたデザインは室内での圧迫感が少ない。

また、低床化も進化し、ステップを必要としないフロアやスライドドアとバックゲート下部の地上高も、比較車中もっとも低い

ステップワゴンの評価と買取・値引き・燃費情報

何かが犠牲に

 3列目シートを床下収納にするため、「ヴォクシー/ノア/エスクァイア」の様な、2列目シートのロングスライドは無い

トヨタ ヴォクシー/ノア/エスクァイア

実用的なシートアレンジの多彩さに低床フロアをプラス

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 燃料タンクを超薄型にして、低床フラットフロア化を実現。

リアドア部分ではフロア地上高が低くなり、先代にあったステップを廃止している

また、全高が比較車種中一番低いのにかかわらず、室内高はライバル車に並ぶ1400mmになっている。

また、7人乗りシート車のセカンドシートには、横スライド機能(スライド量65mm)および超ロングスライド機能(同810mm)を採用。

センターウォークスルーが可能なキャプテンシート状態、ベンチシート状態、2列目を後端に寄せたリムジンモードなどなど、実用的なシートアレンジが可能になっている

まだ高いステップ

 「ステップワゴン」に比較して、スライドドアとバックゲートの開口部地上高ともにまだ数㎝高く、かえって「セレナ」のような乗降用ステップがあった方が楽と言う選択肢が考えられる。

大股の一歩と二歩を要するのは実際どちらが楽なのか。

日産 セレナ

明るく広い高い完成度のパッケージング

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 セレナは家族のためのクルマとしては、十分な完成度を持っていると言える。

フラットフロアの室内は十分に広いだけでなく採光性も良好。

シートアレンジも豊富で、2列目の中央部分を1列目までスライドさせると収納ボックスとして使える。

2列目の左側には、左右方向のスライド機能も設けている。

また、「S-ハイブリッド」車は既存のパーツを流用する簡易ハイブリッドシステムのため、大きなバッテリー類などで室内スペースを犠牲にしない利点がある。

セールスポイントがセールスポイントでなくなる

 サイドステップを備え、乗降性が良いとされていたが、ステップがなくても乗降できるに越したことはなく、現在ではセールスポイントがセールスポイントでなくなってしまっている。

しかし、中途半端な低床よりも、このバスのようなステップの方が子供たちには受けているのも確かだ。

サードシート比較

収納方法に工夫を凝らすが、快適性に問題残す

ステップワゴン

「わくわくゲート」ありきのサードシート

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 新採用された「わくわくゲート」は、上にも開くし、左側(サブドア)だけを開くことができる構造となっている。

開口部の地上高が445mmに抑えられているので、荷物の出し入れや人間の乗り降りがしやすい。

サブドアは3段階で開度を調整することができる。

3列目シートを左右分割で床下へ格納できるようになっり、左側の3列目シートを格納しておけば、1、2列目へのアクセスも楽。

また、サブドアは停車中に限られるが、室内からも開けられるようになっている。

気になるのは3列目シートの形状

床下へ格納するためにショルダー部分が大きく削られており、体の小さな女性やお子さんなら問題ないが、大柄な男性にはサポート性が悪そうで、バックレストの下側も硬い。

居住性という意味ではマイナスポイントとなりそうだ。

 

ヴォクシー/ノア/エスクァイア

従来型を極める

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 サードシートは従来通り、ワンタッチで左右にフワッと跳ね上がるタイプを継続。

跳ね上げた時に、シートがかさばらないのが特徴だ。

シート形状やクッション厚も現行モデルでかなり改善され、足元のスペースも大人がまともに座れる空間になっている。

あちらを立てればこちらが立たず

 サードシートが高い位置に跳ね上がるため、クウォーターウィンドウは機能しない。

また、ハイブリッド車は、1列目の下側にニッケル水素電池が搭載されるため、2列目シーを下げざるを得ず、3列目の足元空間は狭まってしまう点が、「プリウスα」のようにリチウムイオン電池を使用しない欠点となっている。

セレナ

ミニバン基準はまだ有効か

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 5ナンバーミニバンとしてのベンチマークとなる同車だけに、最新のライバルに引けを取らないサイズを確保している。

跳ね上げ式サードシートは、「ヴォクシー/ノア」とは異なり、独自のリンクで クォーターウインドウの視界を確保している。

畳むことは畳んだけれど

 跳ね上げ式の3列目シートの張り出しは大きめで、このあたりに設計の古さを感じる

そのためせっかく3列目シートを収納しても、ラゲッジスペースは限られる。

1列目と2,3列目との隔絶感が課題

 ミニバン全体の問題点は1列目シートと2、3列目シートの隔絶感だ。

1列目は運転手、2、3列目はお客様の空間という現実を変えることは不可能だろうか。

ミニバンで家族がドライブをする場合、2、3列目を広く使い、5ナンバーミニバンの最大の欠点である狭いラゲッジルームに載らない荷物は、結局助手席に置くといったケースが少なくない。

そうなると運転する側としては(通常は父親)、自己犠牲のもとに家族を楽しませる、まさしく”バスの運転手さん”状態である。

 室内スペースがより広く、快適になるにつれ、1列目シートと2、3列目シートの隔絶感は大きくなることに。

それに気が付くころに、「ジェイド」あたりが気になることでしょう。

スペック比較表

車種名 ホンダ ステップワゴン トヨタ ノア 日産 セレナ
全長 4,690~4,735 4,695~4,710 4,665~4,770
全幅 1,695 1695 1,695~1,735
全高 1,840~1,855 1,825~1,870 1,865~1,875
室内長 3,220 2,930 3,060
室内幅 1,500 1,540 1,480
室内高 1,425 1,400 1,340~1,380
ホイールベース 2,890 2,850 2,860
スライドドア幅 805 802
ステップ地上高 390 360
バックゲート幅 1,180 1,100
バックゲート地上高 445 500
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