軽トールワゴン徹底比較(新型ムーヴ・ワゴンR・N-WGN・デイズ)

2014年12月にフルモデルチェンジされたダイハツの軽トールワゴン「ムーブ」。先代モデルは、このクラスで大ヒットを記録していたが、2014年に入ってからはさすがにライバルに対して販売台数が伸びず、自社の「タント」や「ウェイク」にも食われてジリ損になっていた。フルモデルチェンジで一新した新型「ムーブ」は軽トールワゴントップはもとより、「アクア」をも超える販売が期待されている。

 そこでライバルの軽トールワゴンと比較してその魅了を探ることにしました。

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ダイハツ ムーブ

 エクステリアは、先代より厚めになったフロントマスクがファミリーフェイスながら、力強い印象を与える。ボディサイズは変えようがないので、全体はキープコンセプト、室内サイズも同様で大きな変化はないものの、シートアレンジでは後ダイブ式の一体型後席が、左右分割式で普通の前倒し式になり、水平なラゲッジスペースは不可能になったが、左右独立してシートスライドできるので、居住性優先ということか。それと、横開き式リアゲートが他車と同じ跳ね上げ式になったのは一番大きな改良点になる。

 エンジンは変わらないものの、軽量化などで燃費は改善され、31.0㎞/Lを達成している。「ワゴンR」には及ばないものの、グレードで燃費を差別化しないのは好印象だ。全体に改良点は少ないものの、従来モデルからは確実に正常進化しているといえる。が、ライバルには大きな差を付けるにはいたらなかったと言える。

ムーヴ値引き交渉と下取り相場 2015-01-19

他サイトのインプレッション

「オートックワン」モータージャーナリストの渡部陽一郎氏の新型「ムーブ」のインプレッション。
http://autoc-one.jp/daihatsu/move/newmodel-2002634/0002.html

「リアゲートの形状も変更を受け、先代ムーヴは右側にヒンジを備えた横開き式だったが、新型ムーヴでは上に跳ね上げて開く一般的な形状だ。横開き式は狭い場所で荷物の出し入れがしやすく、跳ね上げ式は雨天時にリアゲートで雨を避けられる。一長一短だが、従来型のムーヴから代替えするユーザーは、不便に感じることも考えられる。」

大きく変化したバックドアについての考察。たしかに多数決で跳ね上げ式にしたものの、横開き式の車種があっても良かった。

スズキ ワゴンR

 燃費クラストップの座は「ムーブ」には抜かれなかった。「S-エネチャージ」のおかげだが、この低燃費は「S-エネチャージ」が採用される「FZ」のみで価格は高め。「ムーブ」FF車と同じ価格帯の「FX」は30.0㎞/Lで「ムーブ」を下回る。この2車の価格差は23万円もあるので、わずかな燃費の差で選ぶのは疑問がある。さらに「ムーブ」より約5万円安いエントリー価格車の「FA」にいたっては、アイドリングストップも省略され燃費は26.0㎞/Lにすぎない。FF車のFAグレードすべてを31.0㎞/Lの燃費で揃えた「ムーブ」に比べて燃費がいいという判断は出来ない。そして、「スティングレー」以外にはターボモデルも選べないこともある。

 「ムーブ」と同じ価格で競合するのは「FX」になるので、燃費では下回り、ターボも選べないという厳しい状況になった。

ワゴンR値引き交渉と下取り相場 2014-09-10

他サイトのインプレッション

「レスポンス」モータージャーナリスト青山尚輝氏による「ワゴンンR」のインプレッション。
http://response.jp/article/2014/09/15/232489.html

「市街地の実燃費は本格HV並みの20~24km/リットル程度を示したほどで、これは手放しでほめられる。」

S-エネチャージに脱帽しているようだが、価格の高さを考えるとどうだろうか。

ホンダ N-WGN

 このクルマの売りは、CMを見ても分かる通り安全性だ。購入者にとっても走行性能や室内スペースでは大きな差が感じられないこのクラスで、軽自動車初の新・安全性能総合評価「5つ星」は非常にわかりやすく、購入者にとっても一番気になる部分だ。VSAやTCS、エマージェンシーストップシグナルも早くから標準装備するなどその安全意識も高い。また、センタータンクレイアウトを活かした深い荷室アンダーボックスや、シートスライド量の多さも誇るが、分割してのスライドは出来ない。燃費も29.2㎞/Lとこのクラスで満足するレベルで、それ以外の魅力を持ったクルマであると言える。

N-WGN値引き交渉と下取り相場 2014-10-03

N-WGNの写真

他サイトのインプレッション

「MOTOR DAYS」による「N-WGN」のインプレッション
http://www.motordays.com/newcar/articles/honda_n-wgn_imp_20140613/index.php

「スイッチ類などN-BOXやN-ONEとの共用パーツもチラホラ目に入るが、ダッシュボードはN-WGN専用。センターの引き出し式トレーなど、新しい工夫も盛り込まれている。」

 限られた成約の中でも、工夫を凝らす努力を評価している。

日産 デイズ

 三菱との協業で話題となったデイズシリーズの第一弾。燃費30.02㎞/L、走行性能、サイズ、広さ、シートアレンジ、とクラストップレベルではあるが、日産が作ったということの特別感はないのが残念。タッチパネル式のスイッチ類などは見た目は新鮮だが、シートから手の届きやすい距離の軽自動車としては使いやすさという意味では、ダイヤル式の方が優れている。グレード展開で「ハイウェイスター」「ライダー」など日産の登録車でお馴染みの名称を用意しているのが唯一の日産らしさだ。

 けっしてライバルに比較して劣るところはないが、突出したものもない軽トールワゴンである。

デイズ値引き交渉と下取り相場 2014-07-22

デイズ

他サイトのインプレッション

「Carview」モータージャーナリストまるも亜希子女史による「デイズ」の試乗記
http://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20130726-20101740-carview/4/

「発売時点でハイトワゴンNo.1に立ったた29.2km/Lの燃費は早くも抜かれ、そもそも燃費だけでは大きな魅力にはなりえない時代。走りの上質感はワゴンRやムーヴが一歩抜きんでている。

デイズの後発としてのメリットに疑問を投げかけている。

スペック比較表

メカー・車種名 ダイハツ ムーブ スズキ ワゴンR ホンダ NーWGN    日産 デイズ
車両価格(円) 1,134,000~14,595,800 1,078,920~1,590,840 1,163,314~1,512,000 1,088,360~1,401,840
車両寸法(㎜) 3,395×1475×1,630 3,395×1,475×1,640 3,395×1,475×1,655~1,675 3,395×1,475×1,620
室内寸法(㎜) 2,080×1,320×1,280 2,165×1,295×1,265 2,055×1,355×1,300 2,085×1,295×1,280
ホイルベース(㎜) 2,455 2,425 2,520 2,430
車両重量(kg) 820~890 770~820 820~900 820~880
最小回転半径(m) 4 4 4.5~4.7 4
乗車定員(名) 4 4 4 4
エンジン型式・排気量(cc) 直列3気筒DOHC658 直列3気筒DOHC658 直列3気筒DOHC658 直列3気筒DOHC659
最高出力 [kW(PS)/rpm] 38(52)/6,800 38(61)/5,200 43(58)/7,300 36(49)/6,500
  ターボ47(64)/6,400 モーター 1.6(2.2)/1,000 ターボ47(64)/6,000
JC08モード燃費(㎞/L) 25.6~31.0 30.2~32.4 24.2~29.2 30.0~22.6
ミッション         CVT CVT 5MT CVT CVT
駆動方式 FF 4WD FF 4WD FF 4WD FF 4WD

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