コンパクトセダン徹底比較(グレイス・カローラアクシオ・アクセラセダン)

 ホンダは、新型ハイブリッドセダン「GRACE(グレイス)」を12月1日(月)に発売した。

久しぶりとなるコンパクトクラスのセダンへの新規車種投入で、低迷する市場を活性化できるのか?。

「ヴェゼル」に続く「フィト」ベースの派生車種にセダンを選んだホンダの狙いは何か?
そこで、数少ない国産コンパクトセダンのライバル、同じくハイブリッド車をラインナップする「カローラアクシオ」と徹底比較して見たいと思います。


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ホンダグレイス

 「フィットハイブリッド」と多くを共有する5ナンバーサイズのハイブリッド専用コンパクトセダンとして登場した「グレイス」。

ハイブリッドシステムは1モーターシステム「SPORT HYBRID i-DCD」を採用しており、JC08モード燃費で34.4km/L(「HYBRID DX」・「HYBRID LX」のFF車、「HYBRID EX」のFF車は31.4km/L)の低燃費を実現している。

 また小型軽量のリチウムイオンバッテリーを採用したため、トランクルームはFF車で430Lの大容量を実現するとともに、ハイブリッドカーでありながらトランクスルーを可能にしているのは、ライバルとなる「カローラアクシオハイブリッド」に対して強みになる。

さらに、このクラスのハイブリッドセダン初の4WDを設定しているのも大きなアドバンテージとなるだろう。

Honda_GRACE_HYBRID_EX_(GM4)_front
By Tokumeigakarinoaoshima (Own work) [CC0], via Wikimedia Commons

他サイトによる「グレイス」試乗レポート

「オートックワン」のモータージャーナリスト渡辺陽一郎氏による「グレイス」試乗レポート。

http://autoc-one.jp/honda/grace/report-1992491/

「フィットハイブリッドに比べると、アクセル操作に対する動力性能の立ち上がり方が穏やかになった。」

 「フィット」と同じパワーユニットを採用しながらも、セダンらしいセッティングと50kgの重量増の影響を、好意的に解説している。

トヨタ カローラアクシオハイブリッド

「グレイス」の唯一のライバルと言えるのがのこの「カローラアクシオハイブリッド」だ。

ダウンサイジングされた現行「カロラアクシオ」のボディに、「アクア」と同じ1.5Lアトキンソンサイクルエンジン+「THSⅡ」を採用したハイブリッドシステムを搭載している。

「グレイス」と違い、ニッケル水素バッテリーを採用しながらも、ダウンサイジングで軽量化されたボディは「グレイス」よりも軽量、燃費も「グレイス」の低燃費グレードには雄yp場内ものの、他の量販グレードとは僅差の33.0㎞/Lを達成している。

 最大の相違点は4WD車の設定がないこと。

「アクア」でもそうだが、現システムでは採用されそうもなく、もし「グレイス」が予想以上に好成績を収めるとすれば、単純にこれが要因になるかも知れません。

 さらに、トランクスペースの大きさを活かしたいセダンとしては、トランクスルーが出来ないのも、比較される車種の登場で、欠点になってくる。

 しかし、さすが歴史のあるセダンだけに、スペック以上に造りこみの良さが感じられる。

オーソドックスなルックスもターゲットとなる年齢層には安心感さえ与えている。

トヨタがこのハイブリッドの立ち位置を、このまま「アクシオ」の上位機種としている限り、ハイブリッド対決で「グレイス」を打ち負かすのは難しいといえる。

カローラアクシオハイブリッドの写真

カローラアクシオ値引き交渉と下取り相場 2015-02-16

他サイトによる「カローラアクシオハイブリッド」試乗レポート

「Car Watch」のモータージャーナリスト岡本幸一郎氏による「トヨタ カローラアクシオハイブリッド」試乗記。

http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/impression/20130920_615979.html

「アクアは引き締まった足まわりを持ち、意外なほど運動性能が高くて操縦安定性に優れる。

それに比べるとカローラはガソリン車がそうであったように、乗り心地重視のソフトな足まわりが与えられている。

大きなアクションを起こしたときの挙動変化は大きめだ。」

 同じハイブリッドシステムの「アクア」とは異質のフットワークであることを指摘している。

マツダ アクセラセダン

 上記セダンとはまったく異なるのが「アクセラセダン」。

「アクセラ」の話題はなんといってもクリーンディーゼルだが、残念ながら「アクセラスポーツ」のみに採用され、「アクセラセダン」には搭載されていない。

そのかわりマツダ初の2.0Lハイブリッド車が設定されている。

そして1.5LガソリンNAエンジン搭載車がもうひとつのラインナップで、大きくパフォーマンスの違うパワーユニットを用意する。

「アクセラスポーツ」でもその軽快な走りが「アクセラスポーツ」のベストチョイスと言われるほど評判のいい「SKYACTIV‐G1.5」であるが、3ナンバーボディのセダンではさすがにスポーティーな走りというわけにはいかない。

だが、旧型よりかなりパワーアップし、通常の使い勝手で不満は感じられないはずだ。

 そのかわりホイールベースが10センチ違う、2.0Lクラスの余裕ある室内スペースは、「グレイス」「カローラアクシオ」が努力してもかなわない。

しかし、車両重量が70Kg(グレイス比)重く、燃費は「カローラアクシオ」のNA1.5L車を下回る。

アクセラセダンの写真

アクセラセダンの値引きと買取相場 2013-12-02

他サイトによる「アクセラセダン」試乗レポート

「レスポンス」のモータージャーナリスト高根秀幸氏による「アクセラセダン15S」の試乗レポート。

http://response.jp/article/2013/12/15/213028.html

「エンジンが軽いおかげもあって、クルマ自体の動きが軽快。

ハンドリングも引き締まった印象で微舵角からの反応もいいし、クルマの動きが20Sより自然な感触だ。」

 大きくなったボディに、過給器無しの1.5Lエンジンでは、頼りないと思っていた印象を覆す走りであることを述べている。

スペック比較表

スマホの方は画面を横にしてご覧下さい。

メカー・車種名 ホンダ グレース カローラアクシオ ハイブリッド マツダ アクセラセダン15S
車両価格(円) 1,950,000~2409,800 1,980,000~2,150,485 1,760,000~2,138,400
車両寸法(㎜) 4,440×1,695×1,475~1,500 4,360×1,695×1,460 4,580×1,795×1,455~1,465
室内寸法(㎜) 2,040×1,430×1,230 1,945×1,430×1,200 1,845×1,505×1,170
ホイルベース(㎜) 2,600 2,600 2,700
車両重量(kg) 1,170~1,270 1,140 1,240~1,340
乗車定員(名) 5 5 5
エンジン型式・排気量(cc) LEB直列4気筒DOHC  1,496 1NZ‐FAE直列4気筒DOHC 1,496 PS‐VPS直列4気筒DOHC  1,496
最高出力 [kW(PS)/rpm] 81[110]/6,000 54[74]/4,800 82[111]/6,000
最大トルク[N・m(kgf・m)/rpm] 134[13.7]/5,000 111[11.3]/3,600~4,400 144[14.7]/3,500
モーター型式・種類 HI・交流同期電動機 1LM・交流同期電動機
動力用電池 リチウムイオン電池 ニッケル水素電池
最高出力 kw(ps) 22[29.5] 45[61]
最大トルクN・m(kgf・m) 160[16.3] 169[17.2]
JC08モード燃費(㎞/L) 31.4~34.4  29.4(4WD) 33.0 17.8~19.6
ミッション         FF  4WD FF FF 4WD
駆動方式 7速オートマチック 電気式無段変速機 6EC‐AT

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