SUV(RV)徹底比較(パジェロ・ランドクルーザー)

国内重量級SUVの代表である「パジェロ」を比較する場合、どうしても登場させないといけないのが「ランドクルーザー」である。
厳密には排気量も違うので、クラスは違うのだが、街乗りも可能なヘビービューティーSUVとしては、国内では他にないのだ。っこではオフロード性能を比較するよりは乗用車としての扱いやすさをメインに比較してみた。参考として価格帯が同じ輸入車で、「ジープグランドチェロキー」を登場させた。

トヨタ ランドクルーザー

「ランクル」の愛称で広く親しまれている世界に誇るTHE KING OF 4WD。現行モデルはその名に相応しいクルージング性能に磨きをかけている。もちろんその開発思想は、真のオフローダーとしての、走破性、耐久性に徹底的にこだわっていて、そのために、堅牢なフレーム構造をベースに、余裕のサスペンションストロークが得られるワイドボディや、トルクフルなエンジンを採用するなど、伝統の基本性能を常に進化させることで、ランドクルーザーとしてのアイデンティティとポリシーを終始貫いている。

余裕のボディサイズは3列シートのアレンジもミニバンに引けをとらず、乗車人数や荷物の量にあわせて フレキシブルに対応、その快適装備も豪華だ。前席本革シートには、背もたれと座面から爽やかな風が吹き出るシートベンチレーション機能を搭載。また、8WAYマルチアジャスタブルパワーシートを採用。

迫力のあるエンジンはV8 4.6L。ゆとりある力強い走りと卓越のドライビングプレジャーを堪能できる。オートマチックトランスミッションは、スーパーインテリジェント6AT。さらにシーケンシャルシフトマチックを採用。マルチテレインセレクト、NAVI・AI-SHIFT制御 、クロールコントロール、ターンアシスト機能、アクティブトラクションコントロール、ヒルスタートアシストなどを搭載。

安全性能もぬかりはなく、クリアランスソナー&バックソナー、プリクラッシュセーフティーシステム、レーダークルーズコントロール、合計10個のエアバックをも装備する。

評価

とにかくデカイ。高い。というクルマ。通常考えたら乗用車としてはとても使えないクルマだ。数々の先進装備もオフロード性能を保持する機能が多く、恐らく何もその恩恵を受けることなく手放すユーザーがほとんどではないだろうか。
つまり、これらの装備はオフロードでは無敵の性能を発揮し、ドライバーの強力な味方になり、オンロードでは、それが可能という優越感と安心感が、けっして発揮しえない使用状況において、本革シート以上の贅沢装備となるのだ。出来れば同乗者に「このシステムは・・・」と、ウンチクを語ることが出来れば本望だろう。そのためだけに500万円からの費用を負担できれば「クラウン」や「レクサス」以上の価値を手にできる。

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三菱 パジェロ

大きな特徴としては、7人乗りのロングボディと、ロングに比べて50センチ以上短い全長と、20センチ以上短いホイールベースの、5人乗り2ドアのショートボディの2種類のボディを持ち、V6のガソリン3.0Lと、3.2Lコモンレール式燃料噴射システム を採用したクリーンディーゼルを設定していることだろう。

スタイリングは、悪路における障害物の乗り越えから、混雑した市街地、そして ハイウェイなど、あらゆるドライビングの基本となるワイドな視界を追求している。パジェロ伝統の少し背筋を立てた運転姿勢からの視線を基準に、フォルムと、やや立たせたフロントウインドウ。そして直線基調の エンジンフードやフェンダーラインなどにより、ボディの見切りやすさを実現。低いポジションのインパネとベルトラインは、車両周囲の状況を把握しやすく。あわせて運転席を窓側にオフセットしたことで、自然な体勢で右側の前後輪の状況 を確認しやすくしている。

シートアレンジも多彩で、サードシートは床下収納式でラゲッジスペースを有効利用でき、さらに簡単な操作で取り外し可能。床下のサードシート収納スペースを、荷物の収納などに利用できる。

三菱得意のサウンドシステムはさらに進化。「EXCEED」に標準装備の ロックフォードアコースティックデザイン プレミアムサウンドシステム(ロング車専用)は、北米のカーオーディオのトップブランド「Rockford社」と共同開発。トータル860W(MAX)・11chのハイパワーアンプを搭載し、最適に レイアウトした12スピーカーを駆動。クリアな中高音と豊かな重低音が理想的にバランスされ、上質で迫力のあるサウンドを体感できる。

パジェロ値引き相場と交渉の進め方 2015-03-24

評価

「ランドクルーザー」に比べるとまだ現実的な同車。それだけに中途半端な印象がある。思いっきりオフロードをガンガン行く硬派なSUVなのか、豪華装備でクルージングする全天候型高級車なのか、三菱自体が、かつて大ヒットした幻影から逃れられずに、とまどっているかのようだ。「クリーンディーゼル」の導入は評価できる。

総評

高級4ドアセダンを選ぶかこちらを選ぶかのかは趣味であり、「ランドクルーザー」か「パジェロ」かは恐らく悩まないというファンが多いだろう。ならば、2車の熱狂的なファンは別として、同価格帯でSUVの老舗ジープの「グランドチェロキー」が手に入ることはどう考えるか。もし、2車を購入する価値観と予算を有するのなら、一度は検討するのではないか。このブランド力は強烈だ。豪華さを追求するならフォード「エクスプローラー」も手に入る。これらに対抗する魅力ははたしてあるのか。あるいは国内では拡販する気はないのでこのままでいいのか。

クルーザーの名の通り、国産車最強を突き進む「ランドクルーザー」に評価を与えたい。もう十分なブランド力をオフロードでは手に入れたが、オンロードでのブランド力も期待しつつ乗りこなすのも一考だ。

スペック比較表

スマホの方は画面を横にしてご覧下さい。

トヨタ 三菱 ジープ
グレード ランドクルーザー パジェロ グランドチェロキー
AX SUPEREXCEED オーバーランド
価格 4,800,000円 4.767,000円 3,980,000円
車体寸法(㎜) 4950×1970×1880 4900×1875×1870 4825×1935×1770
ホイールベース(㎜) 2850 2780 2915
最低地上高(㎜) 225 225 215
車両重量(㎏) 2490 2290 2220
トランスミッション スーパーインジェリジェント6AT INVECS-Ⅱ5AT 5AT
四駆システム . スーパーセレクト4WDⅡ クォドラトラック4WD
エンジン形式 DOHC V8 インタークーラーターボ ベンタスターDOHC V6
ガソリン コモンレールディーゼル .
排気量(cc) 4608 3200 3604
エンジン出力(kw/ps) 234(318) 140(190) 210(286)
トルク 460(46.9) 441(45.0) 347(35.4)

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