高く売れる車と、高く売りにくい車の特徴と傾向-車買取相場の仕組み
1.新品同様が基本、傷があるほど値は下がる。
2.事故車には厳しい現実。
3.タバコは体だけじゃなく、お財布にも良くない。
新品同様が基本、傷があるほど値は下がる 買取査定は引き算
自分の車が高く売れるかどうかは、上記の要素によるところが大きいのですが、それ以外にも特徴と傾向はあります。
それは車そのものの状態、つまり程度の良さです。より新車に近いものの方が高く売れることは間違いありません。
中古車は多少なりともキズや痛みがあるものですが、それでも中古車を購入する方は少しでも綺麗な車を選ぶものです。したがって、キズや痛みがあると買取価格を下げて綺麗な状態の車より安値で買取、その分安い価格で販売するか、修理をしてから販売することになります。
事故車は厳しい現実 責任は自分にある
外板の傷より重要なのは、ボディ骨格の修復歴があるかどうかです。つまり事故車であるかどうかでしょう。一般に新車ディーラーの下取り査定の場合、その車の相場価格である基本価格の三分の二以上の修理金額に相当する損傷のある場合や、フレームまで修復した経歴のある場合は事故車とみなし、下取り辞退を拒否する傾向にあります。修理技術の進歩した現在ではその限りではありませんが、中古車の購入者にとって事故車はやはり避けるのが普通で、販売は困難なため買取られたとしても金額は非常に安いものになります。
元ディーラーマンの一言「正直に申告しよう」
査定前に必ず聞かれるのが「事故の有無」。ここで、事実を隠すのは得策ではありません。例えその場で見過されることがあっても、あとで必ず発覚します。査定時に事実と違う事を述べていたとなると、損害賠償を請求されることになり、裁判でも勝ち目はなく、得することは何もありません。査定前に「実は・・」と修理箇所を指摘する方が無難です。
しかし、損傷個所を買取前に直した方が得するわけではありません。直すのに掛かる費用を考えれば、修理工場に個人が依頼するよりも、買取業者が依頼するほうが安く自動車を修理できるからです。また、自ら修理工場を持つ買取業者もあります。
他サイトによる解説
価格.Comによる「高く売る」中古車査定。
http://kakaku.com/kuruma_kaitori/article02/005.html
「高いお金を支払ってボディを修理するのは行き過ぎです。修理費用を取り戻せるほど、査定額は高まりません。」
細かいすり傷など、市販のコンパウンドで消したりするのは有効、ついでに買取査定前にワックスで磨くのも印象が良いでしょう。
タバコは体だけじゃなく、お財布にも良くない 匂う車は印象が最悪
ドアを開けた瞬間に異様な匂いがしたら、購入者でなくても顔を背けるでしょう。買取査定員ならどうでしょうか。タバコを吸う人は自覚してないようですが、タバコのにおいというのは他の人からは非常に不愉快なものです。さらに、この異臭は完全に除去するには大変な労力とコストがかかりあす。したがって、タバコのにおいの強いクルマは買取査定の評価は大きなマイナスになります。また、最近多いのは犬、猫などのペット臭というのがありますが、これも同様です。
元ディーラーマンの一言「芳香剤の過度な使用は禁物」
これらのにおいを消すために強力な芳香剤を使用すると、かえって悪臭が強まり、どんなに清掃しても消えないことになります。普段から芳香剤ではなく、無臭の消臭剤を利用しておいた方がいいでしょう。
その他、点検記録簿や保証書、説明書といった書類が揃っているかということも重要なポイントになります。その車がどんな扱われ方をしていたかの重要な証拠になるので、装備されていないとマイナス査定となります。意外といい加減な保管方法になり、紛失してしまうこともありますので、車検証といっしょに所定の場所に入れておく事が重要です。
車の買取相場が形成される仕組み
Powerd by Guliver