美容って何だろう

      2016/12/09


紫外線対策とSPF、記号表記を正しく理解しよう

 西から徐々に梅雨明けが宣言され、日本全国での夏本番はもう目の前といったところ。太陽が最も近づくこの季節の紫外線は一年の中でも最も強い時期になります。紫外線への対策は年中行うのが当たり前となっている今の時代でも、やはり夏場の時期は特別に注意してケアを行う必要があります。

 夏の紫外線量は冬の時期と比べてもおよそ2倍にもなると言われます。また、日照時間も長い為、紫外線が降り注ぐ時間も多くなります。「少しだけ」と思っているその時間も、紫外線によるダメージは確実に体へ記憶されているのです。洗濯物を干す間や車の運転時、日が沈みかけた夕方などついつい油断してしまうその時は要注意。朝しっかりと日焼け止めを塗ったつもりでも、その効果は夕方まで同じままではありません。夏場はもう一手間かけてあげることが大切です。

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 紫外線対策と聞いて思い浮かぶのが「日焼け止め」。日焼け止めを購入する際、よく「SPF○○」や「PA○○」という風に、○○の所に数値や+記号が記載されているのを見かけると思います。「肌の老化」の項目でも触れていますが、紫外線には「UV-A」と「UV-B」と呼ばれるものがあり、「SPF」の値が「UV-B」を防ぐ数値、「PA」が「UV-A」を防ぐ数値となります。

 通常、日焼け止めなど何も塗らない状態の肌のまま日光浴などをして、紫外線が直接あたると肌は20分ほどで赤くなり始めます。この約20分のことを「SPF1」とし、例えば「SPF30」と記載されている日焼け止めであれば、正しく使用することで20分×30=約10時間の間UV-Bからお肌を守ることができるということです。

 また、「PA」の場合は“+”の数で効力を示しており、+?+++までが限度です。+が多くなるに従ってその効力も大きいということになり、「PA+++」でUV-Aの防止効果が非常に高いということを表しています。

 最近では「SPF50」以上の表示はしない決まりになっており、それ以上のものは「50+」などと表記されている様です。ただ、一番紫外線防御率の高い数値はSPF30前後とも言われており、それより大きな数値であったとしてもさほど防御率に変化はないのだとか。更にSPF値の高いものほど「紫外線吸収剤」が含まれていることが多いようです。これはその名の通り紫外線を吸収する成分のことで、効果が高いのと比例して肌への負担も大きいとされています。負担が大きいということは、最悪の場合肌荒れの一因となります。

 逆にSPF35以下のものに多いのが“ノンケミカル”とも呼ばれる「紫外線散乱剤」を使用した日焼け止め。紫外線を反射する成分のことで、吸収剤よりも低刺激とされます。日常的に使用するのであればあまりSPF値が高くなくても構わないので、肌への負担の少ないノンケミカルの日焼け止めを使用すると良いでしょう。海や川など、レジャーの際に長時間太陽の下で肌を露出する場合はSPF・PA値共に高めのものを塗って特別に対策を行い、用途に合わせて使い分けるのがベストです。

 また、数値に関係なくこまめに塗り直すのが重要なポイントです。「SPF30だから10時間は大丈夫」と思うかもしれませんが、時間が経つにつれ汗などで落ちてくるのが日焼け止めです。そうなると、塗った時は十分に対策を行えていても何時間後かには効果が薄れてしまっています。特に外出の際には、紫外線の強くなる10時?14時には塗り直すことをお勧めします。塗り方もムラがない様に確実に塗っておきましょう。

 日焼け止めと併せて、日傘や帽子も有効な紫外線対策になります。この2つだけでも9割以上直射日光を遮ることができると言われています。しかし、紫外線は地面などで反射しますし、腕や足などの露出部分はどうしてもカバーしきれません。日焼け止めの他に手袋なども有効です。他にも効果的な対策としては「サングラス」があげられます。目は日光を浴びるとメラニンを生成すると言われており、紫外線対策が欠かせない部分の一つ。現在ではUVカットサングラスが多く普及していますので、外出時や運転の際にも対策の一つとして取り入れると良いでしょう。

 これらの対策を万全に行った上でも、日焼けしてしまう場合もあるでしょう。その際には日焼け後のケアが大切です。日焼けした肌は熱を持っていますので、しっかりクールダウンさせてたっぷりの水分で保湿してあげましょう。栄養面では、ビタミンCやEを積極的に摂取すると良いでしょう。抗酸化成分を持つこれらの栄養素を取り入れることで、肌のみならず体の老化も防止できます。

 夏場は外でのイベントが多くなり、暑さもあって肌の露出も自然と多くなります。この時期に紫外線対策を怠るのは非常に危険です。特に紫外線は年齢を重ねた時に大きなダメージとなって表れやすいもの。今のうちから手を打っておくことが、長い人生を共に歩んでいくお肌をいたわることに繋がるのです。

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老け顔になっちゃう「間違った美白化粧品の使い方」4つ

 - 美白・美肌 ,

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

執筆者のプロフィール 

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。

イラスト:harunaluna

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