美容って何だろう

      2016/12/09


目から侵入する紫外線の恐怖

 徐々に日差しがきつく感じられる日が多くなってきましたが、既に紫外線対策に力を注いでいる方も多いでしょう。外出の際には必ず日焼け止めを塗っていますか?天気に関わらず、日焼け止めの使用は必須です。また、室内にいる場合でも窓などから日差しが降り注ぐことで紫外線の影響を受けますので、極力塗ることをおすすめします。

 「大丈夫、日焼け止めは毎日塗っているから」というあなた。お肌の対策は万全かもしれませんが、一つ大事な部分の対策を忘れてはいませんか?顔の中でも非常に重要な部分といえる箇所ですが、意外とこの部分に対する紫外線対策が遅れている人が多いのではないでしょうか。

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紫外線対策の盲点は「目」にあった?

 その重要な部分とは「目」。太陽から発せられた光とともに紫外線が目に取り込まれ、悪影響を与えていたのです。ここで紫外線の種類について解説したいと思いますが、紫外線には3つに分類することができます。

 「UV-A」と呼ばれる紫外線は最も波長が長い紫外線と言われ、一番多く地上に降り注いでいますが、その影響は一番低いとされています。「UV-B」はその次に波長の長い紫外線。特に真夏など日差しがきつくなる時期に最も多くなる紫外線で、UV-Aよりも脅威とされています。最後に「UV-C」ですが、これは3つの中で最も波長が短い紫外線のため、今のところは地上への到達はないとされています。しかし、標高の高い山頂などでは確認されているため、オゾン層の破壊が更に進行することで私たちの生活圏内に到達する可能性も否定できません。3つの中では一番危険な紫外線であるUV-Cが降り注げば、人体への大きな被害は間逃れないでしょう。
 
 以上のことから、現段階でもっとも危惧すべき紫外線はUV-Bと言えますが、波長の長いUV-Aも肌の真皮まで到達するので油断できません。そして気になるのが両者の目への影響。目といえば角膜や水晶体などで構成され、それらが紫外線を吸収して眼球を保護する役目も担っています。しかし、大量の紫外線を浴び続けることでそれらの組織に悪影響を及ぼすとされているのです。
 
 特に悪影響となるのがUV-B。UV-Bは角膜を透過し水晶体に吸収されていますが、これが長いあいだ繰り返されると水晶体のタンパク質に異変が起きてしまいます。この異変によって水晶体が濁る病気が白内障。最悪の場合は失明にも至る病気であり、白内障が原因で失明する人のおよそ2%の人が、その理由を紫外線とされているそうです。白内障の最たる原因は加齢による水晶体の弾力低下ですが、比較的若い年齢での発症であれば紫外線を始めとした様々な原因を疑うべきでしょう。

目の日焼けは肌にも影響を及ぼす

 肌が紫外線を浴びると黒く日焼けするのは、脳がメラニン色素を作って肌を保護しようとするためです。これは肌だけでなく、目にも言えること。といっても目が黒くなるわけではなく、脳からの指令により肌に対してメラニン色素が作り出されるそうなのです。これは大阪私立大の研究チームによるマウスを用いた実験で明らかになっているそうで、目からの紫外線は肌のメラニン色素を増加させる要因になると考えられています。

目の紫外線対策にはUVカット機能付きのサングラスを

 オゾン層の破壊が非常に危険視されているオーストラリアでは、小学生のサングラス着用が義務付けられています。それほど紫外線の目への影響は問題視されているといえ、サングラスの必要性が高まっているのです。

 しかし、どんなサングラスでも良いかいうとそうではなく、必ずUVカット素材を使用して作られているものを選ぶことがポイントです。例えば、サングラスの色を濃くすることで光量をカットしても、実際にUVカット効果のある素材で作られたものでないと適正な効果が得られないそうです。もちろん、サングラスでなく通常の透過メガネにUVカット機能がついているものでも対策可能です。夏に向けてどんどんUV-Bが量を増してきますので、対策は早めに行いましょう。

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プライバシーポリシー

 - 美白・美肌 ,

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

執筆者のプロフィール 

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。

イラスト:harunaluna

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