2017/01/24
加湿器不要の乾燥対策11選!湿度を上げれば温かさもアップ!?
冬の乾燥対策として重宝する“加湿器”。加湿器を持っていない方は必見、加湿器を使わなくても加湿できる方法をお届けします。
乾燥の激しい季節になると内外の湿度が低くなります。
お肌に悪影響となるだけでなく、風邪を引きやすくなるなど喉のトラブルにも繋がる恐れが。
加湿器を用いて対策を行っている人もいると思いますが、今回は加湿器を使わずにできる対策について取り上げてみます。
加湿器を使わずに湿度を上げる方法
【濡れたタオルを干す】
敢えてタオルを濡らしても良いのですが、洗濯直後のものやお風呂上がりに使用したものでもOKです。
フェイスタオルよりバスタオルの方が面積が広いので効率的ですね。
タオルの水気により室内の湿度を上げる効果が期待出来ます。
【観葉植物を置く】
植物は葉っぱから水分を蒸発させています。
その水分で室内の湿度を上げるという方法なので、葉っぱの大きいものほど効率が良いようですね。
正に天然の加湿器と言ったところでしょう。
【容器に水を入れておく】
大きめのコップやボウルに水を入れ、それを室内においておくだけでも加湿効果が期待出来ます。
水槽で熱帯魚などを飼育していれば同様の効果があると言えます。
【室内に洗濯物を干す】
濡れたタオルを干すのと同じ原理ですね。
湿った衣服などを部屋の中に干すことで湿度を上げることができます。
臭いが気になる人は室内干し用の洗剤などを活用すると良いでしょう。
日当りの良い場所なら洗濯物も十分乾くはずです。
【霧吹きやスプレーを使う】
室内用の消臭スプレーなどをまくだけでも部屋の乾燥を抑制することができるようです。
100円ショップなどで霧吹きを買い、精製水で薄めたアロマオイルを用いればリラックス効果も期待できそうですね。
カーテンなどに吹きかけておくと良いようですが、部屋中にまきすぎるのもカビや雑菌の繁殖に繋がるので注意しましょう。
【お湯を沸かす】
やかんやお鍋でお湯を沸かすだけという方法ですが、沸いたお湯から蒸気が上がるため少しでも湿度を保つのに役立つでしょう。
一旦沸騰したら火を止めておいておくだけでOK。
お茶やコーヒーを入れるついでに行うのも良いかもしれないですね。
【石油ストーブやガスファンヒーターを使う】
石油やガスが燃焼すると炭素ガスや熱とともに水分が発生します。
定期的な換気との併用が条件ですが、通常取りに使用すれば十分な加湿効果を得られるようです。
特に石油ストーブの上でお湯を沸かすなどすれば更に効果を高められるでしょう。
なお、ガスファンヒーターの中でもFF式と呼ばれる部屋の外の空気で燃焼するタイプのものは水分が出ないので要注意。
同じ暖房器具でも電気ストーブやエアコンなどでは加湿効果は得られません。
http://www.akiyan.com/blog/archives/2010/01/gatten-moisture.html
【マスクを着用する】
室内外での乾燥対策に使えるのがマスク。
顔周りのみにはなりますが、乾燥した冷たい外気からお肌を守ってくれますよ。
流行の気になるインフルエンザなど病気の対策としても欠かせないアイテムです。
就寝時につけることで寝ている間の乾燥も防いでくれます。
睡眠時用のマスクもあるようなので活用しましょう。
【水拭き掃除をする】
リビングや台所の床などを水拭きすることで、清潔を保つとともに乾燥対策にもなるそうです。
特に広い部屋には柄のついたタイプを使うと楽ですよ。
除菌スプレーなども同様でしょう。
雑菌やウイルスを除去するとともに乾燥対策が出来るとあって一石二鳥ですね。
【お鍋をする】
冬のグルメといえばやっぱりお鍋。
ぐつぐつと湧いたお鍋からは蒸気がたくさん出るため室内の湿度を上げるのに適しています。
体も温まれるこの時期ならではの乾燥対策とも言えるでしょう。
【お風呂の戸を開けておく】
お風呂上がりに暫く戸を開けておいてみましょう。
お風呂の蒸気が部屋に行き渡り加湿効果が期待出来ますよ。
入浴後すぐにお湯を抜いてしまうという人は、乾燥対策のためにも暫く戸を開けておいてからにしてはいかがでしょう。
湿度の上がり過ぎにも要注意
室内の湿度を上げ過ぎると結露を招きやすくなり、カビが発生するなど悪影響となる場合があります。
建材を傷ませる原因なることもありますから、やはり適度な範囲を守っておきたいですね。
快適と言われる湿度の範囲は40%~60%と言われています。
80%以下であればカビが増えにくくなるようなので、湿度が高すぎると感じたら換気などを行い適度に空気の入れ替えを行いましょう。
現在ではスマホで湿度がチェック出来るアプリもあるようです。
身近なものを活用して湿度の調整を行い、乾燥対策に役立てていきたいですね。
同じ温度でも湿度が違えば感じる温度が異なる
夏場にエアコンの除湿機能を使うと、使う前より部屋が涼しくなったように感じますよね。
湿度を下げることで感じる温度も下がり、涼しく快適に過ごせるのです。
冬場は空気が乾燥しやすいため、同じ温度の場合でも寒いと感じやすくなります。
逆に言えば、湿度を上げれば温度は同じでも温かく感じられます。
夏がより暑く、冬がより寒く感じるのには湿度の変化が大きな関わりをもっていたのです。
部屋の中が寒いと感じたら、まずは湿度計で湿度を図ってみましょう。
人間の感覚だけではあまり当てにならないようなので、なるべく湿度計を使うことをおすすめします。
湿度が40%以下であれば乾燥に傾いていることになりますから、加湿を行うことで少しでも温かく感じられるはずです。
過剰に暖房に頼らずとも、適度な湿度を維持すれば寒さを凌ぐことに繋がるのですね。
http://www.daikin.co.jp/naze/html/d_2.html
インフルエンザや風邪対策のためにも適度な湿度保持を
冬場に流行するインフルエンザは喉の粘膜が乾燥するとかかりやすくなります。
乾燥によって粘膜の免疫力が低下し、ウイルスが侵入しやすくなってしまうため。
様々な説があるようですが、湿度が上がるとインフルエンザウイルスの生存率が低くなるという研究結果があるそうです。
健康管理のためにも湿度の維持は欠かせないと言えるでしょう。
http://健康info.seesaa.net/article/307966113.html
お肌にとってはもちろんのこと、冬の健康維持には欠かせない湿度の調整。
上手につき合うことで美容と健康の両立をはかりたいですね。
参考サイト

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。
イラスト:harunaluna
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