2016/12/09
部屋が綺麗な人は肌も綺麗?汚部屋が肌に与える影響と片付けのポイント
特に生活を変えていないけど肌の調子が良くないというあなた。
もしかして部屋が散らかってはいませんか?部屋の状態と肌の状態がリンクしているかもしれません。
最近テレビや雑誌などでも目にする片付けられない女子。
散らかって整理整頓がなされていない部屋に住む女の人は“汚部屋女子”とも呼ばれています。
汚部屋女子は片付けが苦手である、綺麗にしたいけど時間がない、やり方もわからない、など様々な理由をもっているようです。
また、全く関係ない要素と思われる「お肌」と部屋の状態も少なからず影響し合っていると言われています。
肌荒れしている女性は整理整頓が苦手?
化粧品ブランドのカバーマーク株式会社が実施した「お肌と生活習慣に関する意識調査」があります。
20~40代の男女600名を対象としたこの調査によると、肌荒れと整理整頓と不思議な関係性が判明したそうです。
肌荒れをしているか、との質問にNOと応えた女性に対し「身の回りの整理整頓ができているか」を訪ねたところ、59.6%の方ができていると回答したそうです。
一方、肌荒れの問いにYESと応えた女性にも同じ質問をすると、整理整頓ができていないと答えた人が69.7%もいたのだそう。
つまり肌荒れをしていない人の半数以上は整理整頓ができる女性、肌荒れをしている人の半数以上は整理整頓ができない女性ということになります。
更に、他人から肌がキレイと言われると答えた女性のうち、68.6%の人は自分のことをキレイ好きと答えたそう。
肌がキレイと言われない女性の66.7%はその逆で、キレイ好きでないと回答があったそうなのです。
周りから肌をほめられる人にはキレイ好きな人が多く、その逆の人はキレイにするのが苦手な人が多いという結果になっています。
部屋が汚いことが肌に与える影響
【ハウスダストが毛穴を詰まらせる】
部屋が汚いということは当然ダニやその死骸、ちりやホコリなど多くのハウスダストが存在すると思われます。
タンスやテーブル、テレビ台の上にホコリの層ができてはいませんか?洗濯を怠っている枕カバーなど寝具のシーツも同様です。
もしペットを飼っているなら、その毛やダニなどもそこら中に落ちていることでしょう。
美肌を保つためにはある程度の清潔は必要不可欠。
特にニキビなど毛穴を詰まらせるトラブルは、余計な皮脂以外にホコリや雑菌なども大敵になります。
汚部屋の中に居るということは、大敵まみれの中にいるのと同じようなこと。
舞い上がったホコリが肌に付着して皮脂と混ざり、それが毛穴に詰まれば・・・想像しただけでも肌に悪いことは容易に理解できますよね。
ハウスダストが原因となるニキビも存在する程、周囲の環境が肌に与える影響は少なくありません。
特に敏感肌など肌荒れしやすい人なら尚更です。
肌には特にトラブルが無い場合でも、体の健康にとってよくないことも明白でしょう。
美肌と健康、双方にとって部屋の清潔が重要なポイントであることは事実ですね。
部屋を片付ける時のポイント
【まずはいらないものを捨てる】
整理整頓が苦手な人は「捨てられない」という人が多いのではないでしょうか。
いつか使うと思う・・・と言いながら何年も使わずに物を溜めっぱなしにしてはいませんか?いつか使うではなく、今使うものだけをとりあえずキープしましょう。
防災用具などを除いては、いつ使うか全くわからないようなものは一旦処分を検討してはいかがでしょうか。
また、同じ用途の雑貨などでデザイン違い、色違いが複数ある場合も同様に一個ずつにまとめた方がスッキリするでしょうね。
【使用頻度や季節に応じて片付ける場所を考える】
いらないものをある程度処分して必要なものだけになっても、そのすべてを普段から使用するわけではないですよね。
仕事とプライベート、季節などに応じても使うものは異なるはず。
季節ものや冠婚葬祭用品など使用頻度の少ないものはクローゼットの奥の方でも良いでしょうが、普段からよく使う物はすぐに取り出せる位置や目に付く場所に置くと便利です。
また、文房具と日記やノート類、テレビとデッキやDVD類など合わせて使うものを同じ場所や近くにまとめるのも効率的ですね。
【収納ボックスを使ってすぐに仕舞うクセを】
部屋が散らかっている人は、テレビのリモコンやエアコンのスイッチ、読みかけの雑誌や漫画などがいつも違う場所にあるのでは?収納場所を決めておくことで無駄な散らかりを防ぐことができるはず。
特に小物類は散らかりやすいですから、様々な大きさの収納ボックスを活用するなどして仕舞う場所を作ってあげましょう。
床にものを置きっぱなし、出しっぱなしにしないようにするだけでも違うはずです。
片付けた部屋を維持することが大事
せっかくキレイになった部屋も時間が経つと元通り。
そんな経験を持つ人は多いのでは?掃除機をかけたり布団を干す癖をつけ、使ったものはすぐ定位置に仕舞うなどを心がけたいですね。
物を溜め込む癖がある人は定期的にいるものといらないものの見直しをするのも有効でしょう。
大前提としては掃除することを負担に思わず、綺麗になる良いこととプラスの意識で行いましょう。
部屋が綺麗になると、自分の身も心も綺麗なるような気がしませんか?
肌の状態だけで判断しないで
上の様な調査結果が出ると、肌が荒れているから部屋も汚いんだろうな・・・と思う人がいても仕方ないでしょう。
しかし、むしろ肌荒れに悩んでいる方は人一倍清潔にする努力をしていることも珍しくないと思います。
肌の状態だけで身の回りの清潔も判断されてしまうのは、個人的には少し悲しいですね。
肌荒れに悩む人のためにも、そのような考えだけが広まってしまわないよう願います。
参考サイト

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。
イラスト:harunaluna
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