美容って何だろう

      2017/04/17


コラーゲンの経口摂取に意味はある?研究結果を元に分析

以前はコラーゲンの経口摂取は無意味説が高まっていました。

しかし、多くの人が効果を実感しているのも事実。

コラーゲンの効果についての真実を知りたい30代後半女性・りん子さんの質問にスキンケアアドバイザー「rihira」がお答えします。

コラーゲンの経口摂取のポイント

  1. タンパク質であるコラーゲンは、体内で分解されてアミノ酸になる
  2. 研究によると、コラーゲンペプチドの継続摂取で肌機能の改善が報告されている
  3. コラーゲンペプチドは体内ですぐに分解されない可能性がある

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コラーゲンの経口摂取

コラーゲンを食べたり飲んだりしても、結局は分解されて意味がないとよく耳にしますよね。

でも、テレビなどでは未だによく宣伝しています。

本当にコラーゲンには何の効果もないのでしょうか。

コラーゲンの経口摂取に関しては、何年も前から是非がわかれてきましたね。

ある時期には、医学的にも無意味というのが通説だったはず。

ちなみにりん子さんは、コラーゲン系の食品で効果を感じたことはありますか?

それが、あるんです。

コラーゲンドリンクを飲んでいると、肌のしっとり感が増すように思うんですよね…。

でも、あれもプラシーボ効果というものなのでしょうか。

偽薬効果と呼ばれるものですね。

信じ込みなどの意識が、そういった効果をもたらす可能性がある。

コラーゲンの作用に関しても、例外ではないでしょう。

でも、口コミや評判を見ても、結構効果があると言っている人が多い気が…。

その人たち全員がプラシーボ効果なんて、ちょっと納得がいかない部分もありますね。

確かにそうですよね。

単なる思い込みなのか、本当に効果があるものなのか。

コラーゲンの作用や体内での働きとともに解説しましょう。

そもそもコラーゲンってどんな成分?

コラーゲンはタンパク質の一種です。

グリシンやプロリン、ヒドロキシプロリンといったアミノ酸で構成されます。

人体で言えば皮膚に最も多く存在し、骨の関節や血管、内臓などにも存在します。

やっぱり、皮膚に多くある成分なのですね。

コラーゲンは皮膚深部層にある“真皮”の約70%を占める成分。

真皮は表皮の土台、いわば肌の基礎となる層です。

コラーゲンがしっかり存在し、真皮の健康が保たれることで肌の弾力や張りが実現するのですよ。

お肌に必要な成分というのは間違いないのですね。

はい。

問題は食べ物から摂取したコラーゲンが、体内でどのように変化して肌に影響を与えるかどうかになります。

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コラーゲンは体内でアミノ酸に分解される

タンパク質の一種であるコラーゲンは、他のタンパク質同様に体内でアミノ酸に分解されます。

これがコラーゲンは意味がないという理由。

他のタンパク質と同じく分解されてバラバラの成分になるのだから、コラーゲンだけが肌に良い影響を与えるのはおかしいという見方です。

なるほど。

確かに分解されてコラーゲンじゃなくなるのであれば、そのままコラーゲンとして体に作用するのはおかしいですね。

そうなのです。

体内でコラーゲンに再合成されるならまだしも、それも明らかになっていません。

ただ、最近では様々な研究・実験が進み、コラーゲンが生体内でどのように働くのか、その一部が解明されつつあります。

そうなんですか!具体的にはどのような内容ですか?

皮膚角層水分量の効果について

明治製薬株式会社食料健康総合研究所の研究では、コラーゲンペプチドの経口摂取を4週間続けた際の効果が報告されています。

研究によると、摂取後の方が被験者の多くに肌弾性や角質水分量などの数値が向上する結果が見られたのです。

(出典 :https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/56/3/56_3_137/_pdf

それってつまり、肌に良い効果があったということですよね!

そうなりますね。

ここでポイントなのが、経口摂取したのはコラーゲンペプチドだという点。

これは動物の皮に含まれるコラーゲンを加水分解し、低分子化した成分のこと。

どんなコラーゲンでも良い、というわけではないのです。

なるほど。

コラーゲンペプチドであれば、肌に良い影響がある可能性もなくなはい、と言えるでしょうか。

そうですね。

あくまでこの実験では、コラーゲンペプチドによる有効性が示唆されています。

では、他の実験も取り上げてみましょう。

コラーゲンペプチドは活性を失わず体内で働く?

京都大学の佐藤健司教授が講演した内容によれば、これまで分解されてアミノ酸になると言われてきたコラーゲンペプチドは、3時間経過後もペプチドの状態で多くの量が体内に存在していたそうです。

(出典 :コラーゲンペプチドの健康機能性素材としての新たな可能性「Nittaコラーゲンペプチド・シンポジウム2014」で報告:日経ウーマンオンライン【Topics】

以前はアミノ酸に分解されるから、コラーゲンとして働くことはないと言われていたはず。

でも、分解されないまま存在していた…つまり、コラーゲンペプチドとして作用する可能性もあるということでしょうか。

まだ研究途中の段階なので、実際に働きかけるかどうかは不明です。

しかし、分解されずに長時間残っているということは、血液中でも活性を失わず、肌などのコラーゲンに役立つことも完全には否定できないと思われます。

なるほど。

血液にのって肌の栄養源になれば、張りや弾力アップも期待できそうですね。

でも、まだまだ研究段階なのですね…。

はい。

コラーゲンの働きはまだまだ解明の途中ですが、先ほど申したように効果を示唆する研究結果も報告されています。

これまでは経口摂取は無意味という説が多かったのですが、しっかりと研究が進めばまた新たな発見があるはずですよ。

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プライバシーポリシー

 - 美容成分

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

執筆者のプロフィール 

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。

イラスト:harunaluna

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