美容って何だろう

      2016/12/09


厚生労働省認可の美白成分の効果と効率的な使い方

 「美白」と謳われるスキンケア用品は様々ありますが、含まれている美白成分は製品によって異なります。それぞれどのように美白効果を得られるのかを知っておきましょう。

 白い肌に憧れ、美白効果のある化粧品を使用している方は多いでしょう。化粧水や乳液に成分が配合されていたり、美白用の美容液で集中的にケアするなど様々な方法があります。メーカーごとに配合される美白成分は様々。同じ美白成分といってもそれぞれ微妙に効果が異なることをご存知ですか?自分が本当に欲しい美白効果を得るためには、成分毎の違いを把握しておくことも必要です。

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厚生労働省認可成分の美白成分

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 “美白”の効果があるとハッキリ掲載できるスキンケア用品には厚生労働省認可の美白成分が含まれており、「医薬部外品」に分類されます。通常の「化粧品」とは異なる種類となり、効果に関しても化粧品よりは期待値が大きくなるでしょう。

【4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)】

 資生堂が開発したサリチル酸の誘導体が4MSKです。酵素チロシナーゼの活性を抑えてメラニンの生成を抑制する作用があります。できているシミに対しては、その部分の慢性角化エラーに働いて蓄積したメラニンの排出を促す作用が期待できます。

【トラネキサム酸】

 こちらも資生堂開発の成分で、医薬品の抗炎症剤を技術改良したものです。メラノサイトを活性化させるプラスミンの働きを阻害し、肝斑の改善にも効果的と言われています。

【ビタミンC誘導体】

 進化版ビタミンCとして有名なビタミンC誘導体。そのままでは肌に吸収されにくく不安定なビタミンCを誘導体化し、安定化を図るとともに浸透性も高められました。ビタミンCの美白や肌の再生作用をもっており、その働きを効率的に肌へ届けてくれます。

【t-AMCHA(ティーアムチャ)】

 シミの元となるメラニンですが、この生成を指示するのがプロスタグランジンと呼ばれる物質。プロスタグランジンの生成を抑え、メラニンが生み出されるのを防ぎます。メラノサイトを活発にするプラスミンの作用も阻害するといわれ、新たなシミの発生を防ぐ効果が期待できます。

【アルブチン】

 江崎グリコによって開発されたアルブチン。ハイドロキノンにブドウ糖を加えて誕生した成分で、プラスミンに働きかけてシミの生成を抑制します。低刺激で安定性も高く、多くの化粧品に用いられています。

【コウジ酸】

 コウジと言えばお酒の原料となる成分ですが、これが発酵する過程で生成されるのがコウジ酸です。メラニンの生成を抑える働きがあり、シミやソバカスの抑制に効果的です。お酒を作る杜氏の手が綺麗という話は美容界のみならず有名ですよね。

【カモミラET】

 カミツレ、カモミールとしても知られる成分がカモミラET。シミの部分に多く存在し、メラニンの生成を促すエンドセリンの働きを抑制します。メラノサイトの増殖を防ぐ作用もあり、新たにできるシミとできているシミ双方に効果的に働くとされています。

【プラセンタエキス】

 美白成分プラセンタエキスはシミの元となるチロシナーゼの働きを阻害する作用があります。アミノ酸やビタミン、ミネラルなど美肌に必要な栄養も含まれており、乾燥や老化予防にも効果的。濃度の高いものが効果的に働くようです。

【エラグ酸】

 サプリメントにも配合されるエラグ酸は、イチゴやラズベリーなどの果物に含まれるポリフェノールの一種です。紫外線を浴びるとメラニンを作るチロシナーゼが活性化されますが、その働きを抑えることでメラニンの増殖も防ぐことができます。ハイドロキノンに匹敵する作用があるとされています。

【リノール酸】

 サンスターが開発したリノール酸Sという美白成分として知られています。紅花から抽出される成分で、チロシナーゼを分解することでメラニンの生成を抑えます。リノール酸を酵素処理して作られるリノール酸Sは肌への浸透作用が強く、肝斑にも効果を発揮するとされています。

【ルシノール(4-n-ブチルレゾルシノール)】

 化粧品メーカーとして知られるポーラが作り出したルシノール。メラニンの生成過程でそれをブロックし、シミを未然に防ぐ効果があります。メラニン細胞を作らせないその働きは、同じ美白成分アルブチンの数万倍ともされるそうです。

【マグノリグナン】

 モクレンのポリフェノールを抽出し、カネボウが開発した美白成分。チロシナーゼのタンパク質に働きかけ、シミの生成を抑える効果があります。新たなシミの発生を抑えるのはもちろん、できてしまったシミに対する有効性も確認されているようですね。

【ロドデノール(4-(4-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノール)】

 白樺やメグスリノキが持つ美白成分を抽出してカネボウが開発しました。チロシナーゼと結合することで黒いメラニンが作られるのを阻害し、チロシナーゼの働きそのものも低下させます。更にチロシナーゼを分解する作用もあり、強力なシミの予防効果が期待できると言えます。

シミの生成過程で働くものが多い

 美白成分の働きを見ると、微妙な違いはあるもののいずれもシミの生成過程で有効に作用するようです。チロシナーゼやメラニンの働きを阻害することでメラニン色素の増殖や沈着を防ぎ、シミができる前に食い止める力が高いようですね。成分によってはできているシミへの効果も確認されていますが、化粧品でケアできるのは表皮層にできたシミのみとなります。

医薬部外品と表記されているかをチェック

 上述の成分が配合された化粧品を買う場合、冒頭で述べた「医薬部外品」と表記されているものかを確認しましょう。この表記がある化粧品は定められた分量の美白成分を配合しなければなりません。一定量の美白成分が確実に入っているため、通常の化粧品よりも効率的に美白効果を得やすいと言えます。
 

続けて使うことが大事

 いずれの美白成分も効果が認められていますが、それを実感するには一定期間使い続ける必要があります。薬などと違って即効性があるものではありませんから、日々のケアと同様に毎日使うことがポイント。メラニンは日々生み出されていますから、それを抑えるために継続しての使用を行いましょう。

 美白成分配合の化粧品だけでなく、余計なメラニンを作らないようにUV対策や食事からしっかりビタミン類を摂取するなど基本的な美白対策も併せて行う必要があるでしょう。

参考サイト

美白成分一覧
シミに効く化粧品の選び方

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プライバシーポリシー

 - 美容成分 ,

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

執筆者のプロフィール 

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。

イラスト:harunaluna

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