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私が実践したニキビケア7選!より効果的にするためのポイントも考察

これまで数々のニキビケアを試してきた筆者が、その方法や体感した効果を7種類に分けて紹介します。

あなたがやってみようと思うケアがあれば、参考にしてみてください。

ニキビに悩みはじめた中学時代から、原因不明の大人ニキビ大発生を経験した20代前半まで。

思えば本当にいろいろなニキビケアを試してきました。

少しでもお肌に良い、ニキビに効果があると耳にすれば、いざ実践。

効果を感じたもの、そうでないもの、よくわからなかったものなど様々ある、筆者実践のニキビケアをご紹介します。

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私が試したニキビケア!効果的なケアにするためのポイントも解説

スキンケアから経口摂取での対策まで、これまで私が試した7つのニキビケアを体感効果と共に解説します。

10年以上前のものがほとんどなので、記憶の範囲でのお話です。

また、今振り返ってみて“どうすればもっと効果的なニキビ対策にできたか”という点も考察していくので、同じ対策を検討中の方は参考にしてみてくださいね。

【1. ビタミンCの摂取】

中学〜高校時代だったと思いますが、ビタミンCが肌に良いと聞いてからは意識して摂取していました。

当時はビタミンCが1000mg配合されたドリンクを2〜3日に1本くらいのペースで飲んでいたと思います。

多いと1日に1本ペースの時も。

残念ながら特にニキビが減ったなどの効果は感じられませんでした。

<ビタミンCの摂取を効果的なニキビ対策にするには?>

後になって知りましたが、ビタミンCは一度に大量摂取しても余計な分は体外に排出されてしまいます。

いっぺんに摂取するよりも、定期的に必要量摂ることが大切ですね。

厚生労働省による日本人の食事摂取基準によれば、 12〜14歳の男女における1日あたりのビタミンC推奨量は95mg、15歳以上の男女の推奨量は100mgとなっています。

「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会報告書」(厚生労働省2016:246)http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000114399.pdf

ビタミンCは加熱などで壊れやすい栄養なので、ドリンクやサプリメントなどで摂取するのは効率的にも良いと考えられます。

ただし、当然ながらビタミンCさえ摂取していれば大丈夫なわけではありません。

1つの栄養にだけこだわっていたのもニキビに効果が見られなかった理由かもしれないので、他の栄養が不足しない点にも気をつけてくださいね。

【2. ビタミンB群の摂取】

始めはチョコラBBといった市販薬で補給していましたが、皮膚科に通うようになるとそこで処方してもらったビタミンB群の錠剤を飲むようになりました。

ただしB群の内容までは把握していません。

処方された分は、継続と中断を繰り返しながら高校生〜21歳くらいまで飲んでいたと記憶しています。

飲み始めた頃はニキビ発生が落ち着き、一定の効果を実感

ただし続けて飲んでいると効果が薄まったような気もしました。

市販薬も同様に飲み始めは少し効果を感じたように思いますが、皮膚科で処方されたものの方がより効果的だったように記憶しています。

<ビタミンB群の摂取を効果的なニキビ対策にするには?>

病院で処方されたビタミン剤は、当たり前ですが医師の指示に従って飲むことが基本になります。

私の場合は自己判断でやめたり、また飲んだりの繰り返しも良くなかったかもしれません。

市販のサプリメントなどを活用する場合ですが、製品ごとの用法用量を守ること。

また、ビタミンB2だけ、B6だけと単独で摂取するのではなく、複数のビタミンBを一緒に摂るのが理想的です。

ビタミンB群はお互いに助け合って体に作用するので、偏りなく摂取したほうが効率的でしょう。

ビタミンCの時と同じく、他の栄養摂取も忘れてはなりませんね。

サプリメント類からだけでなく、日頃の食事から十分な摂取ができると理想的でしょう。

【3. 青汁】

青汁といえば、昔からある健康ドリンクの1つですね。

大人ニキビに悩んでいた頃、青汁を飲み続けることでニキビに悪影響となる便秘を解消できる、と聞いたのがチャレンジのキッカケ。

「まずい」というキャッチフレーズでも有名ですが、私が飲んだ青汁も正直なところまずかったです……。

青臭さが非常に強く、オレンジジュースに混ぜると多少はごまかせたのですが、それでもかなりキツかったと記憶しています。

味が苦痛で半月ほどしか続きませんでした。

お通じへの効果はあまり覚えていませんが、ニキビへの影響はなし

継続期間の短さも、効果を体感できなかった理由だと思います。

<青汁を効果的なニキビ対策にするには?>

前提として、青汁そのものがニキビに効くわけではありません。

多くの青汁には豊富な食物繊維が含まれるので、お通じを良くするなどの働きが期待できるでしょう。

便秘になると、肌の張りやツヤが無くなったり、ニキビ、肌荒れ、くすみなどのお肌のトラブルが起きがちなもの。
これは自律神経の働きが悪くなり、皮膚の血行が悪くなるためだからと言われています。

便秘が招くお肌のトラブル 肌と便秘の気になる関係 | ロート製薬: 商品情報サイト

このように、ニキビなどの肌荒れには間接的に便秘が絡んでいるケースがあるようです。

青汁を飲み続けてお通じがよくなれば、便秘が一因のニキビには良い影響があるかもしれませんね。

ただしどれくらい飲み続ければ良いかや青汁の効果には個人差がありますし、青汁の種類によっても成分は様々です。

まずは継続的に飲んでみて、あなたの体に合っているかを判断する必要があるでしょう。

【4. 緑茶洗顔】

母に聞いて試した方法だったと思いますが、緑茶の成分がニキビの炎症を起こす菌に効くという話から緑茶洗顔にたどり着きました。

ペットボトルに入った市販の緑茶をパシャパシャと顔につけて洗顔し、最後はぬるま湯で流す方法です。

通常の洗顔料を使った後に緑茶洗顔をしていたと思うのですが、記憶が曖昧な点もあります。

結果は残念ながら、ニキビが減るなどの目に見える効果は感じられませんでした。

<緑茶洗顔を効果的なニキビ対策にするには?>

お茶の製造から販売までを手がけている「お茶の福本園」のHPにて、緑茶の洗顔の方法や効果にまつわる情報を見つけることができました。

私たちの皮膚には、驚くほどたくさんの細菌が住みついています。

(中略)
そこで、殺菌作用がある緑茶で洗顔すれば、細菌の繁殖がおさえられ、炎症や悪化を防ぐことができます。
また、緑茶には収れん作用があるので、緑茶を皮膚につけると毛穴が引き締まります。
ニキビは皮脂の過剰な分泌が原因になってできる場合が多いですから、毛穴を引き締める作用のある緑茶洗顔は、ニキビの改善や予防につながります。

(中略)

緑茶洗顔

【材料】
緑茶(冷ましたもの)・・・適量
【作り方】
①.普通に緑茶をいれ、洗顔用に適量を取り分けておき、十分に冷ます。

②.メイクや顔の汚れを石けんなどでふだんどおりに洗い落とす。

③①のお茶で仕上げに顔を洗う。

④緑茶洗顔後は、タオルなどで緑茶を拭き取らず、できるだけ自然乾燥させる。

お茶(緑茶・日本茶)とともに ~お茶の健康効果~(お茶の福本園)

こちらの方法では、最後に「緑茶を拭き取らず自然乾燥させる」とあります。

私が実践していた方法では緑茶を落としてしまっていたので、有効作用をしっかりと得られなかったのかもしれません。

どのメーカーの緑茶を使うかにより、成分が異なることも考えられます。

基本的なことですが、お肌に合う合わないがあるのでパッチテストを行ってから実践しましょう。

異変を感じた場合はすぐに中断し、病院で相談してください。

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【5. 泥パック】

私が初めて泥パックを使ったのは高校生の頃。

祖母が使用していたものを勧められたのがキッカケです。

泥にはお肌の汚れを吸着する作用があるので、毛穴を詰まらせる不要物の除去に役立ちます。

あまり長期間は使っていなかったと思いますが、頻度は数日に1回程度。

洗顔後にクレイを顔に塗り、しばらく時間を置いてから洗い流します。

放置中はクレイが乾いてきて肌の乾燥が気になりますが、洗い流した後は肌がツルンとしたように感じました。

ただし、ニキビに対しての効果はいまひとつ実感できなかったですね。

<泥パックを効果的なニキビ対策にするには?>

泥パックが特別ニキビに有効と言えるかは不明ですが、毛穴を詰まらせる汚れ、皮脂などを取り去るのには役立ちそうです。

クレイパックで有名な「ガスール」のHPを参考に、基本的な泥パックの使い方を紹介します。

• 肌が隠れるように厚くガスールを塗ります。

※目の周り等、皮膚の薄い部分は避けてください。

• 5分ほど待ちます。

• 乾く前に洗い流します。

ガスール~使い方~ naiad ナイアード

ガスールブランドのクレイを使った使用手順です。

注意点として、1〜2週間に1回ほどの頻度という利用目安も記載されていました。

全く別製品ではあるものの、数日に1回パックしていた私の実践頻度は多すぎたのかもしれません。

さらに“乾く前に洗い流す”という説明にも注目。

乾いてから洗い流していた私のやり方では、肌の乾燥を助長させていた恐れも考えられそうですね。

乾燥しすぎは肌への負担が懸念されるので、製品ごとの使い方や使用頻度は必ず守るようにしましょう。

【6. 食事の見直し】

妊娠中の体重管理を兼ねて、しばらくの間野菜をたっぷり使ったメニューを中心に食べていました。

一週間ほど経過したときに、その頃出ていたニキビが発生しにくくなった記憶があります。

それとは反対に、ピザなどの脂っこいもの、お酒や高カロリーなおつまみなどをたくさん食べてもニキビに変化なし……というのも経験してきました。

年齢もタイミングも違う時期でのことなので、食事からのニキビケアはそのときの状態にも左右されるのかもしれません。

<食事の見直しを効果的なニキビ対策にするには?>

日本皮膚科学会の「尋常性痤瘡治療ガイドライン2017」によると、現時点では特定の食べ物がニキビに悪いという明確な証拠はないのだそうです。

その上で、バランスの良い食事の摂取が推奨されています。

システマティックレビューでは,特定の食物と痤瘡 の関係は明確ではないと結論されている265).

(中略)

以上より,特定の食べ物を一律に制限することは推 奨しない.極端な偏食は避け,バランスの良い食事を 摂取することを推奨する.なお,個々の患者の食事指 導においては,食物摂取と痤瘡の経過との関連性を十 分に検討した上で対応することが望まれる.

「尋常性痤瘡治療ガイドライン 2017」(日本皮膚科学会ガイドライン 林・赤松・岩月・大森・上中・黒川・幸野・小林・谷岡・古川・古村・山﨑・山﨑・山本・宮地・川島2017:1298)https://www.jstage.jst.go.jp/article/dermatol/127/6/127_1261/_pdf

極端な暴飲暴食、ジャンクフードや脂っこい食事の摂りすぎは、健康な肌のための栄養が不足したり皮脂過剰の一因になるかもしれません。

野菜さえ摂っていれば大丈夫ではなく、ガイドラインにもあるように偏食をせずバランスの良い栄養摂取を心がけていきましょう。

個人的には、食事が肌にもたらす影響は個人差もあると思っています。

もしあなたが食べたものによってお肌の調子が変わる気がする…と感じているのなら、意識的に食生活を見直していくと良いかもしれませんね。

ただし、私のように食事管理による効果を感じる時もあれば、食べ物の影響を感じない時もあるでしょう。

全て完璧にこなそうとせず、ストレスにならない範囲で無理なく食事管理を続けることが大切だと考えます。

【7. ニキビ系ケア用品】

メーカーによっては、ニキビケアに特化したラインが展開されています。

メーカー名を覚えていないものもありますが、記憶の範囲で言うと草花木果、DHC、プロアクティブ、アクネフリーといったニキビケア用品を使ってきました。

このうち高校生の頃に使用して大きな効果を感じられたのがプロアクティブ(現在の名称はプロアクティブ+)。

使い始めて一週間ほどで、ニキビが目に見えて減少していったと思います。

他のケア用品ではプロアクティブほど大きな効果を実感できませんでした。

ただ、プロアクティブも大人になってからのニキビには効果があまり感じられず、自然と使用を中断。

その後ひどい大人ニキビに悩まされたことがありますが、その時に使ったのが海外製のアクネフリーです。

アメリカで人気と言われていたニキビ用基礎化粧品で、過酸化ベンゾイルが配合されています。

過酸化ベンゾイル配合のものを使うのは始めてだったのですが、最初の使用で肌が真っ赤になりビックリした記憶が。

痛みがあったり腫れるということはなく、自然に元どおりになりましたが、怖くなりまともに使うことはできませんでした。

<ニキビ系ケア用品を効果的なニキビ対策にするには?>

“化粧品”にはニキビを治す効果はなく、有効成分も含まれていません。

ポイントは“医薬部外品”や“医薬品”であること。

医薬部外品には有効成分が一定まで配合されているので、その成分の効果が期待できます。

医薬品は医療機関で処方されるものを含め、なんらかの治療に効果があると認められている薬です。

各社のニキビ向け用品も、医薬部外品か医薬品であれば肌への有効成分が入っているということなので、選択肢の目安になるでしょう。

2つの違いとしては、有効成分の配合量が低い医薬部外品の方が、穏やかな効果にとどまります。

医薬品は治療というしっかりした効果が期待できる一方、薬なので副作用があることに注意が必要ですね。

ちなみに私が効果を感じたプロアクティブは“薬用”と記載があるので、医薬部外品に分類される製品です。

また、「ノンコメドジェニック」のアイテムを使うことも方法の1つとなります。

現在のメークアップ化粧品は、安全性、機能性が高くなってきています。
その中でも、ノンコメドジェニックテスト済み、ハイポジェニックテスト済みと表示されている化粧品は、にきびになりにくいことがテストされた製品です。

ニキビQ&A | 日本痤瘡研究会 / Japan Acne Research Society

メークアップ化粧品や基礎化粧品などには、ニキビができにくいことを確認済みのノンコメドジェニック製品が存在します。

ニキビの予防に主眼を置く場合も、こうしたケア用品が選択肢に入るでしょう。

いずれのケア用品を選ぶ時にも意識したいのが、そのときの自分の肌に合っているかどうかです。

先にあげたプロアクティブの例のように、思春期ニキビに効果を感じても大人になってからは効き目を感じなかった……というケースがあることを忘れてはなりません。

同じ人物が同じケア用品を使うにしても、そのときの肌状態によっては体感効果が異なる可能性を念頭に置いておきましょう。

まずはパッチテストで副作用がないことを確認し、一定期間使用して様子を見てみる。

その上で、あなたの肌に合っているかどうかを判断し、ニキビ対策に取り入れることをおすすめします。

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プライバシーポリシー

 - ニキビ体験談

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

執筆者のプロフィール 

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。

イラスト:harunaluna

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