美容って何だろう

      2018/03/15


思春期ニキビとの戦い。今悩んでいる人に知ってほしいこと

多くの人が最初にぶつかるであろう肌トラブル「ニキビ」。

私の思春期ニキビ体験も含めて、同じ悩みを持つあなたに知ってほしいことがあります。

ニキビは毛穴のトラブルということをどれほどの人がご存知でしょうか。

毛穴の出口が塞がることで、内部に皮脂が溜まってしまう。

そこに皮脂を餌とするアクネ菌が増殖すると、炎症にまで発展します。

できない人は気にもとめない悩みですが、できやすい人にとってはこれ以上辛い経験はない、とさえ言えるほど厄介なトラブルなのです。

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ニキビが増え始めるのはいつ頃から?

ニキビが増える一般的な時期は“思春期”と言われます。

思春期ニキビという言葉がある通り、成長とともに現れるニキビとして有名ですね。

具体的な思春期の期間としては小学校高学年から高校生あたり。

私の場合は中学校に入ってからニキビが増え始めたと記憶しています。

なぜ思春期に増え始めるのか

思春期にニキビが増えやすい大きな理由は、ホルモンバランスの変化です。

この時期は第二次性徴が始まるタイミングでもあり、男女ともに身体的な変化が大きく生じてきます。

第二次性徴
男女両性の示す特徴。早期から現れる生殖腺および内外生殖器の差を第1次性徴という。また思春期前後から,主として生殖腺の活動によって顕著となってくる,男性の声変り,ひげの発生,女性の月経の開始,乳腺の発達,皮下脂肪の蓄積のような機能的な差異は第2次性徴といい,おもに性ホルモンの作用によって生じる。
性徴(せいちょう)とは – コトバンク

男子はより男性らしく、女子はより女性らしい体つきに。

その変化を起こすホルモンの中でも、ニキビに大きな影響を与えるのが男性ホルモンと言われます。

男性ホルモンには皮脂分泌を増やす働きがあるため、過剰な皮脂によりニキビができやすい環境を作ってしまうのです。

体質や遺伝は関係あるの?

個人的には生まれ持った体質、遺伝との関係もあるのではと考えています。

母から聞いた話ですが、父親はニキビができやすい体質だったそう。

ただ、兄弟の中でも思春期ニキビのできやすさに差があったので、100%ではありません。

体質的には皮脂が出やすいという実感があるので、少なからずニキビ発生に繋がる点があったのではと思っています。

また、ニキビと遺伝に関する因果関係ですが、中国の研究により次のような可能性が示唆されています。

Zhangたちは、重症にきびの発症リスクを高める可能性のある2つの遺伝子多様体を同定し、それぞれDDB2遺伝子とSELL遺伝子の近くに位置することを明らかにした。

Zhangたちは、DDB2遺伝子とSELL遺伝子がステロイドホルモン代謝と炎症に関与することを指摘した上で、これらの遺伝子が、重症にきびの基盤となる生物学的機構において役割を担っている可能性があるとの見方を示している。

遺伝:重いにきびの発症リスクに関連する遺伝子多様体 | Nature Communications | Nature Research

これまでニキビ発生には遺伝的要因がキーになっていると考えられながらも、そのハッキリとした根拠や要因は明らかになっていませんでした。

しかしこの研究によって、重症化しやすいニキビ症状は特定の遺伝子の働きが関与する可能性が出てきたのです。

さらなる原因が判明すれば、遺伝子レベルでの治療も可能になるかもしれませんね。

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自己流ケアでの失敗談

ニキビ発生に気付き始め、子供なりに対策を始めたのが中学生から。

時期としては2000年頃からで、数年間は完全に自己流ケアをしていました。

当時ニキビケア用品として有名だった、クレアラシルやビオレを使っていたと思います。

クレアラシルはできたニキビに塗る集中ケア用のものだったのですが、効果は今ひとつ感じられなかったという記憶。

洗顔に関する知識も全くなく、今考えると泡立てが全くできていませんでしたね。

食事に関しては、噂で聞いた“チョコレートは良くない”という情報を鵜呑みに。

それを聞いてからは、全くチョコレート類を口にしなくなります。

だからと言って、ニキビが改善に至ったということはありませんでした…。

なぜ改善に至らなかったのか?

答えはシンプルで、上記の自己流ケアが間違っていたからだと考えられます。

洗顔、その後のケア、食事管理の3つのポイントから推測してみましょう。

まずは洗顔ですが、上述の通り泡立てなければならないという考えがないので、洗顔フォームをそのままつけて洗っていた感じです。

皮脂や汚れ落ちが不十分で、すすぎも疎かだったかもしれません。

そのあとに化粧水…という知識もないので、先ほどあげた集中ケア用品を患部に塗るだけ、という方法。

正しい洗顔ができていない状況に、ケア用品を上塗りするだけの状態だったと想像できます。

季節を問わずにそんなケアでしたから、特に夏や冬は肌にかなりのダメージを与えていたのかも…。

食事管理に関しては、当たり前ですがチョコレートを避ける「だけ」ではニキビ改善に有効ではないですね。

チョコレートを含め特定の食べ物の制限とニキビに対する影響については、日本皮膚科学会による「尋常性?瘡ガイドライン」にも記されています。

尋常性?瘡(じんじょうせいざそう)とは、ニキビの疾患名のことです。

CQ45:?瘡患者に特定の食べ物を一律に制限す ることは有効か? 推奨度 C2 推奨文 ?瘡患者に,特定の食べ物を一律に制限す ることは推奨しない.個々の患者の食事指導において は,特定の食物摂取と?瘡の経過との関連性を十分に 検討して対応することが望まれる.

「尋常性?瘡ガイドライン2016」(日本皮膚科学会ガイドライン 林・赤松・岩月・大森・上中・黒川・幸野・小林・谷岡・古川・古村・山?・山?・山本・宮地・川島 2016:1082)

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/acne%20guideline.pdf

こちらに書かれていることをさらに要約すると、「特定の食べ物と?瘡の関係は明確ではないとの結論が出ている」と記されています。

ニキビと食事に関する研究・検証は様々行われていますが、現時点では明確な根拠と言えるほどのものはないということ。

特定の食物摂取とニキビの経過との関連性を十分に検討…とあるように、食べ物とニキビ発生とはすぐさま結びつけられるものではないのです。

イメージや噂レベルでむやみに特定の食べ物を制限するのは避けた方が無難。

それよりも、バランスの良い食事を心がけた方が心身の健康にとってもプラスになるでしょう。

精神面にも悪影響となるニキビ

知識がないなりにケアをしてみたものの、ニキビは一向に良くなりませんでした。

当然といえば当然ですね。

現在のようにニキビのことをネットで簡単に、自力で検索できる状況ではなかったので、CMなどメディア、親から聞いた情報だけを頼りにケアしていました。

私にできやすかったニキビは、白ニキビや黒ニキビといった炎症のないものではなく、黄や赤ニキビ。

炎症や膿を伴うものが多かったのも、非常にストレスでした。

そんなものが肌にできているということ自体嫌ですし、見た目も最悪です。

当然鏡を見るのが憂鬱、常に肌を見られているのではないか…と被害妄想になることも。

なぜ自分だけ、という考えも当時は頻繁にありました。

ニキビ発生の直接的な原因ではありませんが、ストレスによって自律神経が乱されると、肌にも悪影響であるという資料も存在します。

ニキビ患者および健常人における白血球分画, 酸化指標, ストレス度に関する研究
「日本化粧品技術者会誌42 巻 (2008) 1 号」(高橋・丹・木村・池野 2008:22?29)

振り返ってみると、上述のようなマイナス思考も少なからず体にダメージを蓄積していたかもしれないですね。

今思春期ニキビに悩むあなたに知ってほしいこと

ニキビを含めスキンケアの勉強をして、知識がないということがどれほどリスキーであるかを知りました。

今あなたが思春期ニキビで悩んでおり、知識がないまま自己流ケアをしているとしたら。

すぐにSTOPし、まずは皮膚科に相談してみてください。

ニキビができたら早めに皮膚科へ

私が悩んでいた頃は、まだまだ「ニキビで皮膚科は大げさ」という風潮だったかと思います。

でも、ニキビは尋常性?瘡という疾患で、治療ができるものなのです。

現在はニキビで悩んだら皮膚科へ、という認識も浸透しており、早期に治療を始めることで重症化を予防できるものと考えられます。

自分の肌質・体質を知った方がいい?

個人的には自分の肌質・体質を知る機会を作ってもらえればと願います。

私自身、自分が皮脂分泌が多いと実感・理解ができたため、それに合わせてケアを変えることができました。

例えば朝の洗顔後、時間が立つにつれてテカリが酷くなるならオイリー肌かも?

乾燥しやすく、粉をふくレベルの時もあるなら乾燥肌を疑う。

両方の症状があれば、インナードライの危険性も視野に入れる、など。

自分の肌の些細な変化を見逃さず、今現在の肌がどんな状態なのかを見極めることも大切ではないでしょうか。

万人にぴったり合うスキンケアはありません。

自身の肌を知ることが、あなたに合うスキンケアに繋がると私は考えています。

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プライバシーポリシー

 - ニキビ体験談

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

執筆者のプロフィール 

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。

イラスト:harunaluna

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