2016/12/09
ニキビケアの裏技!「目薬」が効く!?
あらゆるお肌のトラブルの中でも「ニキビ」は尽きない悩みの一つ。
年齢や性別によるものから、生活習慣や食生活、体質によるものまでその原因も千差万別です。
様々なニキビケアを試してきたというあなた。
「目薬」を使ったニキビケアがあるって知っていましたか?
「目薬」がニキビに効く理由って?
目薬といえば、言わずもがな目の治療のために用いられる薬ですね。
清涼感が得られるもの、かゆみや炎症に効くもの、花粉症対策に強いものなど多くの種類が存在します。
なぜ目薬がニキビに効くといわれているのでしょうか。
女性誌などでも取り上げられたことのあるこの方法ですが、これには目薬によって含まれる成分に理由があります。
ニキビに効くといわれている目薬ですが、中でも「充血」に効果がある目薬に限られるようです。
充血用の目薬には、炎症を抑える成分が含まれています。
この炎症を抑える成分がニキビ、つまり肌の炎症に効くとされているようです。
充血を抑える目薬には、炎症を抑えるほか殺菌効果もあるといわれており、アクネ菌の繁殖を原因とする皮膚の炎症“ニキビ”に対して有効であるのでしょう。
どうやって使うの?
さて、実際に目薬でニキビ治療を行う際には以下の様な方法が紹介されていました。
まずは充血に効果のある目薬と、綿棒を用意します。
目薬を綿棒に染み込ませ、ニキビが出来ている部分、或いはニキビ跡に塗布します。
これだけでOK。
元々、目という非常にデリケートな部分に付ける薬であるため皮膚への塗布を行っても大きな害はないという見方が強いようですね。
炎症を鎮める作用などから考慮しても、何も変化がないにしても劇的に悪化してしまうということは考えにくいと思われます。
比較的トラブルを恐れずに試してみやすいと言えるかもしれませんね。
具体的にはどんな目薬が良いの?
一言で「充血に効く」といっても、“炎症に効く”ものでないと意味がないようですね。
しかし、充血に効く=炎症に効く、というわけでもないようです。
例えば、疲れ目の充血にはメチル硫酸ネオスチグミン、ビタミンAなどがあるようですが、これにタウリンを配合してより目の疲労に効くように作っている目薬もあるようです。
スタンダードな成分としては血管収縮剤である塩酸ナファゾリンや塩酸テトラヒドロゾリンと呼ばれる成分。
この成分が入っているものは赤みのあるニキビ即効性があるとクチコミされていますが、これは血管収縮剤によって一時的に赤みが引いたものと考えられます。
炎症に効くものとなるとイプシロンやアミノカプロン酸が入っているものが効果的だそうです(あくまで目に対しての炎症という意味ですが)。
また、充血に効く成分のほか、ビタミンが配合されているものがより効果があったとの報告があるようです。
ジョンソンエンドジョンソンの「バイシン プラス?」には充血などに効果的な成分のほか、ビタミンB6、プロビタミンB5、天然型ビタミンEなどが配合されています。
ビタミンB6といえばタンパク質の代謝を促進させ、肌や髪の健康維持、免疫力強化などの作用があり、ニキビの治療に有効といえる栄養素です。
また、ビタミンEには強力な抗酸化作用があります。
肌荒れを始め様々な身体のトラブルの要因にもなる活性酸素の除去を行ってくれる栄養素ですので、肌荒れにも効果的。
また、血行促進作用もあるのでニキビ跡や赤みにも効果的に働くでしょう。
使用はあくまでも自己責任で
言うまでもなく、目薬はニキビ治療のための薬ではありません。
従って使用する際には自己責任で行うこと。
繰り返しになりますが、眼球というデリケートな部分へ使うことのできる薬ですので深刻なトラブルに陥ることは考えにくいようです。
ですが、それもあくまで個人差があるもの。
全てを理解した上で試すようにしてください。
もし自身に合うようでしたら、リーズナブルに手に入る目薬で簡単にニキビが治る、本当に裏技的な一手にもなり得るかも?
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注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。
イラスト:harunaluna
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