美容って何だろう

      2016/12/09


妊娠線が出来る理由と予防

 妊娠した女性の身体は大きな変化を伴います。頭痛や吐き気などの症状となって表れるつわり、食事の好みが変わったり精神的なバランスを崩しやすいなどその変化は様々です。また、お腹が大きくなるにつれて出来る姿勢も限られてきます。膀胱が圧迫され何度もトイレに向かうようになったり、胃が圧迫されて思う様に食事が取れなかったり。そうかと思うと、後期には急に食欲がわいて体重管理に追い込まれたり…。およそ10カ月もの間、妊婦となった人は想像を絶する過酷な日々を乗り越えてかけがえのない命を育んでいるのです。

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 小さな命を抱える妊婦さんの大きなお腹。ふと気が付くと、線状のあざのようなものができていたという人もいるのではないでしょうか。「妊娠線」という言葉を聞いたことがあるでしょう。妊娠して腹部が大きくなると、皮膚を構成する「表皮」がそれに合わせて伸びていきます。その一方で、表皮の下の組織である「真皮」や「皮下組織」の一部は伸びにくく、急激なお腹の成長についていけずに亀裂を生じるのです。この亀裂が赤紫色の様な線状斑となって表れたものが「妊娠線」。皮膚が引っ張られる為痒みを伴うことがありますが、妊娠線自体が痛むことはありません。

 できてすぐの妊娠線は赤紫色、時間が経つにつれて白っぽくなってきます。妊娠線の規模や程度は様々で、お腹全体にスイカの縞模様の様にできてしまったり、一部分にだけ表れてしまったりと差があります。また、できる場所はお腹だけではありません。胸や太もも、臀部にまで及び、主に脂肪がつき易い所には妊娠線も表れやすい様です。

 早い人であれば妊娠4ヶ月ごろ、一般的にはつわりが終わって食欲が出てくる6カ月ごろから出来やすいと言われています。食べられる様になって急激に体重が増加し易く、体重増加に伴ってお腹も大きくなります。その影響で皮膚が引っ張られて、下腹部辺りから出始める傾向にあるようです。
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 妊娠した人全員に出来る可能性のある妊娠線ですが、やはり出来やすい人とそうでない人がいるようです。元々皮下脂肪が厚い太り気味の人は出来やすいといえます。皮下脂肪は弾力性がなく引っ張られると裂けやすいため妊娠線となって表れやすいようです。また、体格が小柄な人だと骨盤も小さくお腹が前にせり出しやすい様で、前に突き出すお腹に引っ張られた皮膚は亀裂を生じやすいと言えるでしょう。双子など多胎妊娠の場合も同様で、赤ちゃんが多い分お腹が大きくなるため妊娠線が出来やすいでしょう。

 乾燥肌の人も比較的出来やすい傾向の様です。肌に潤いが少ない分柔軟性も低いとされ、伸縮する能力が弱く亀裂も出来やすいと考えられます。更に経産婦の人は一度出産経験がある為に子宮が大きくなり易く、その影響で急にお腹が出てしまう人もいる様なので注意が必要です。

 妊娠線を予防するための確実な方法というものはありません。予防していても出来てしまうという人も勿論います。しかし、何もしないでいるよりは気をつけておくことで自身と胎児の命を守ることにも繋がります。その一番の予防法とは、やはり急激な体重の増加を防ぐことです。急にお腹が大きくなって皮膚が耐えきれずできる妊娠線。急激な体重の増加はこの妊娠線の原因になるだけでなく、母体や胎児にも大きな影響を与えてしまいます。赤ちゃんが大きくなりすぎたり産道に脂肪がつきすぎると、お産の時のリスクが高まります。むくみや妊娠中毒症を招く要因にもなり、命の危険にも繋がりかねません。そうした観点からも、急激な体重増加や必要以上に太るというのは避けたいものです。

 また、妊娠線を予防するためにそれ専用のクリームやオイルが販売されています。これらを早い段階から使用することで、妊娠線予防をしておきましょう。4?5カ月ごろから使用を始め、マッサージをかねて行うと良いでしょう。柔軟性・弾力性共に高いお肌を保っておくことでお肌の亀裂を防ぎます。
 
 妊娠中は身体の変化についていけず、精神的にも辛い日々が続くかと思います。辛い日々を乗り越えれば、可愛いわが子との対面が待っています。妊娠線の予防も勿論大切ですが、それ以上に自分と胎児の体調管理にも気をつけて下さいね。

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プライバシーポリシー

 - 妊娠 ,

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

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注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。

イラスト:harunaluna

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