美容って何だろう

      2016/12/10


妊娠線はなぜできる?予防のカギは“体重管理”と“保湿”

 妊娠にまつわる悩みの一つ「妊娠線」。あなたはどんな対策をしていますか?もし気になるのであれば、早めの予防が肝心かもしれません。

妊婦の写真

 妊娠すると赤ちゃんの成長に従ってお腹も大きく膨らんできます。同時に皮膚も伸びていきますが、皮膚の中でも弾力性のない部分が伸びに耐えきれず亀裂ができてしまうのです。これが“妊娠線”の発生するしくみ。痛みを伴わないため気づかない場合もあり、時既に遅し・・・という経験をした方もいるでしょう。

スポンサーリンク

真皮に亀裂が生じてできる妊娠線

 皮膚の構造のうち、表皮は伸縮性があるためよく伸びます。一方、皮膚内部の層である真皮や皮下組織の一部には弾力性があまりなく、限界を超えて引っ張られると亀裂が生じていまいます。最初は赤紫色の線状班となって表れますが、時間が経つと白く光沢を帯びたような状態になります。初期よりは目立たなくなるものの、一度出来ると完全に消すことは困難と言われています。

皮膚の奥深くが傷つくため消えにくい

 “一生消えない”とも言われている妊娠線。クリニックでの治療などでも困難とされるほどです。皮膚表面の傷は回復が早いですが、奥深くの真皮がダメージを負ってしまうとなかなか治りにくいのです。妊娠線が消える、と謳うクリームなどもあるようですが、皮膚に塗布した成分が浸透するのは表皮のうちの角質層までと言われています。

 クリニックでの治療を調べてみると、妊娠線は肉割れと同じ治療を行うことが多いようですね。最新のレーザー技術が用いられているほか、真皮の回復を促す方法などもあるようです。もちろんこれらを駆使しても完全に消せるとは言えないでしょうし、コスト面を考えると万人向けとは言い難いですね。いずれにせよ、できてしまうと自力での回復は難しいということになるでしょう。

妊娠線を予防するための対策

【急激な体重増加を防ぐ】

 急激な伸びに耐えきれずに発生する真皮の断裂。この“急激な伸び”を抑えるためにも、無駄に体重が増え過ぎないよう注意する必要があります。安定期になって食欲が増加すると体重が増えやすい傾向なり、お腹もぐんぐん大きくなります。

 食べ過ぎによって赤ちゃんが大きくなりすぎたり、産道にお肉が付き過ぎて難産になるリスクも考えられるでしょう。妊娠線だけではない懸念がいくつもあるため、やはり妊娠中の食べ過ぎは避けた方が良さそうです。食生活をしっかり管理し、体重の増加を緩やかに維持して妊娠線を予防しましょう。

39ae25b830c730d2c6aa41f3e1f9cfcf_s

【保湿をしっかりする】

 妊娠線ができやすい人の特徴として、肌が乾燥しやすいことがあげられます。乾燥した肌は弾力性も弱くなりますから、伸びに耐えられずに妊娠線が発生すると考えられます。専用のクリームもありますが、保湿ができるボディクリームやオイルで良いでしょう。パートナーに塗ってもらうことでスキンシップも図れ、マタニティブルーなどの予防にもなるかもしれませんね。

 また、大きくなったお腹など妊娠線ができやすい箇所が痒くなることもあります。妊娠線ができる兆候と言われるほか、妊娠線ができた部分が痒くなることもあるようです。いずれも保湿で対策をすることが重要。掻きむしってそれが跡になる人もいるようなので、余計な傷を残さないためにも十分に保湿ケアをしてあげましょう。

20141018130226-84S

【最後まで油断しない】

 最後の最後に妊娠線が出来てしまった、というお話はよく耳にします。妊娠後期に急にお腹が出てきてしまい、妊娠線が発生するようです。ここまでできなかったからもう大丈夫だろう、という油断は禁物。最後まで食生活と保湿ケアを怠らず、出産に挑みたいですね。

【死角となる場所に要注意】

 特にお腹が大きくなると思うように体が動かせず、クリームを塗るのも一苦労になります。下腹部がどうなっているかなんて鏡を見なければわかりません。しかし、下腹部はかなり大きくなる部分ですから妊娠線も発生しやすい箇所。出産後のヘコんだお腹を見て初めて気づいた、という方もいるのでは?また、おしりなども普段意識して見ることができません。見えない部分ほどケアも疎かになると思うので、腹帯での引き締めやクリームでの保湿など対策を心がけましょう。

お腹が出る前から予防しよう

 妊娠線が発生する時期は人によって様々ですが、体重が増え始める安定期あたりから出来やすいようですね。5ヶ月あたりということでまだまだお腹が目立つ時期ではありませんが、つわりが落ち着いたらケアを始めましょう。

妊娠線ができるのはお腹だけじゃない

 お腹だけケアしていれば良い、と思っていませんか?妊娠線は大きくなるお腹だけではなく、胸や臀部、太ももなどにも出来てしまいます。人によっては二の腕にできてしまうことも。これらの部分も入念に保湿し、できる予防は行っておきましょう。

20141018130226-110S

ケアをしたからといってできないとは限らない

 当たり前ですが、入念にケアをしていても妊娠線が出来ることがあります。反対に、特にケアしていなくてもできない場合もあるでしょう。一生懸命ケアしたからといっても、残念ながら成果に繋がらないことは決して珍しくないのです。

 「ママこえ」のリサーチ結果によれば、妊娠中に妊娠線のケアをしたという人が7割に及び、そのうち効果があったと感じた人は58%、なかったと感じた人は42%だったそうです。効果ありという声が多いのは確かですが、逆に効果がないとの声も少なくない結果になっていますね。

 ケアすることで少しでもリスクを抑えることはできると思いますが、劇的な効果かといえば・・・やはり個人差が大きいと言えそうです。

妊娠線予防をしたママは7割! その効果はいかほど!?

元々の体型や肌質にも左右される。不安になりすぎずゆったりとケアを

 妊娠前から皮下脂肪が多かった人、経産婦、小柄でお腹が突き出しやすい人などは妊娠線ができやすいと言われています。このように元々の状態にも左右されますから、妊娠中のケアだけが全てではありません。不安になり過ぎてもお腹の赤ちゃんに良くないので、ゆったりとした気持ちでケアしてあげてくださいね。

参考サイト

妊娠線ってなぁに?|妊娠線予防の仕組みと豊富なケアアドバイス

スポンサーリンク

プライバシーポリシー

 - 妊娠 , ,

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

執筆者のプロフィール 

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。

イラスト:harunaluna

この記事のタイトルとURLをコピーする

  あわせて読みたい

妊娠中の体重管理について

 妊娠中に多くの人が悩まされるであろう「体重管理」。筆者自身が病院で体験したことや、体重管理に役立つ食事メニューなどもご紹介します。  昔の人の言葉で、「妊婦は二人分食べなさい」なんてものがあります。

[体験談]妊娠中や産後のメンタルの変化

 妊娠中や産後に訪れる精神バランスの乱れ「マタニティブルー」。その症状はどのようなものか。また、マタニティブルーだけでなく妊娠中の精神的な悩みを筆者の体験談からお話します。  妊娠によって伴う変化は身

[体験談]妊娠中の体の変化?つわり、食欲増進、むくみ?

 妊娠すると思いもよらないような体の変化に悩まされることが多数あります。今回はそんな妊娠中の体の変化にまつわる実体験を紹介します。  女性の体は妊娠することで大きな変化が起こってきます。目に見えるもの