美容って何だろう

      2016/12/09


女性ホルモンの変化で起こる産後の抜け毛

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 体験した人はお分かりかと思いますが、マタニティライフというのは想像以上に過酷なものです。もちろん、命を育むという貴重な体験でもありますが、精神的に非常に追い込まれる人もいるほど辛いこともあるもの。そんな大変な時期の先に、更に過酷な出産を終えてようやく赤ちゃんとの対面を果たせるのですが、そのあとにも様々な身体の変化により体力的・精神的に厳しい日々が続きます。そんな産後の苦労の一つとして、「抜け毛」があります。

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産後の抜け毛「分娩後脱毛症」

 出産の後に髪の毛が酷く抜けるという症状を「分娩後脱毛症」といいます。「産後脱毛症」とも呼ばれ、こうした名称が付けられるほど多くの方を悩ませている症状といえます。本来、男性に比べて女性は抜け毛が起きにくい体質であり、抜け毛に対する悩みも限定されたものと言えます。分娩後脱毛症はまさに女性特有の抜け毛の悩みで、産後だけに限って起こる特殊な部類の症状になるでしょう。

 分娩後脱毛症は、個人差もありますが一般的に産後二ヶ月過ぎ頃から始まり、産後半年ほどで自然と症状も収まってきます。症状が収まるまではかなり大量の抜け毛が続き、シャンプー後は排水口が毎回真っ黒になる、という方も珍しくないでしょう。こうした症状の原因となるのが、女性ホルモンの影響です。妊娠中には女性ホルモンが増大し、本来抜け落ちる髪の毛がそのまま成長してしまう、という現象も起こるそうです。こうしたホルモンの作用は分娩後、女性ホルモンが通常の量に戻るのと同様になくなっていきます。従って、女性ホルモンの作用により生かされていた毛髪が急激に抜け落ちることになり、それが大量の抜け毛を発生させているのです。

 妊娠前後のホルモンの影響により起こるのが分娩後脱毛症です。体内のホルモンが通常に戻り、抜け毛の症状が落ち着くのを自然に待つ以外に治療法はありません。逆に言えば、自然に収まるのを待つ以外に特に治療の必要はなく、過剰な心配も無用と言えるでしょう。しかしながら、一時的とはいえ大量に抜け毛が発生すれば、これも一時的ではありますが薄毛の状態が続きますね。早期回復を望むのであれば、カルシウムやタンパク質を摂取し、髪に必要な栄養素を積極的に補給しましょう。

抜け毛が自然に収まらない場合

 産後半年以上が経過しても、抜け毛の量が減少せず抜け落ちる一方という場合。それは女性ホルモンの影響とは別に、何らかの原因を疑った方が良いでしょう。特に産後は分娩後の疲労、育児ストレスなど様々な負担が掛かりやすい時期です。そうしたことが原因となり、脱毛症を引き起こすことも珍しくありません。その場合はまず原因となっているストレスを解消し、精神的に有意義に過ごせる環境づくりをしなければなりません。

妊娠中にも起こる髪の毛のトラブル

 妊娠中には女性ホルモンが増加するので、毛髪に関する悩みはないと思うかもしれません。逆に、妊娠中に切れ毛や薄毛に悩まされた経験がある人もいるようです。ホルモンの影響だけでなく、髪に必要な栄養素が赤ちゃんに行き渡るため、髪質自体が変化したり薄毛や抜け毛になりやすい状態になることも珍しくないのです。そんな症状を経験した一人である筆者ですが、私の場合は妊娠中の切れ毛が悩みの種になっていました。ふと気がつくと、切った覚えのない部分の髪の毛が明らかに短く、なんとも不格好な髪型に。幸い、産後しばらくした現在は回復傾向にありますが、今度は抜け毛に悩まされる日々と格闘しています(汗)。

 妊娠中は頭皮の状態も敏感になっていると考えられます。皮脂腺が閉じやすくなっており、そのためフケが増えたと感じたりかゆみを覚える人もいます。あまり刺激を与えないよう、低刺激のシャンプーで優しく洗うように心がけましょう。ただでさえ精神の浮き沈みが不安定になりやすい妊娠中や産後ですので、マイナートラブルを極力抑えられるようにできる範囲で気をつけてみてはいかがでしょうか。

2013-02-01作成
2014-05-15再編集

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プライバシーポリシー

 - 産後 ,

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

執筆者のプロフィール 

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。

イラスト:harunaluna

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