2016/12/09
本当に自分に合った靴を選ぶ為に意識するべきポイント
色や形、素材、サイズ・・・。実に多くのバリエーションが存在する「靴」ですが、合わない靴を履いているうちに足を痛めてしまった経験、実は少なくないのでは?
足のトラブルは履いている「靴」と深く関わっている場合も珍しくありません。毎日のお付き合いと言って良い靴との相性は非常に大切です。仕事用に、お出かけ用に、冠婚葬祭にとシーンに合わせて使い分けることはもちろん重要なこと。それと同時に、それぞれの靴が自分の足に合っているかどうかも同じくらい大切なのではないでしょうか。
靴と足の関係
私たちの体を支えているのが足です。更にそれを保護、補助するのが靴になります。全ての体重がかかってくるわけですから、最も疲労が蓄積しやすい部分ともいえるでしょう。靴が合っていなければ、その披露の度合いが増すどころか他のトラブルに見舞われてもなんら不思議ではありません。
生まれたばかりの赤ちゃんは立つことができませんが、これは足の骨が軟骨でできているため。その後足は年齢を重ねるにつれて徐々に骨格が形成され、立つ、歩く、走るなどの行為ができるようになります。大人と同じ様な骨が出来上がるまでには16?17年ほどかかるといわれており、完全に形成されるまでに履く靴も非常に大切なものといえるのです。
靴選びのポイント
靴選びのポイントは、デザインや素材、製法などによって微妙に異なってきます。例えば「パンプス」の場合。まず店頭にて試し履きをすると思いますが、その際にチェックするのは土踏まずとかかと部分のフィット感を確認します。足には地面に接地しないアーチ状の部分がありますが、これを土踏まずと呼びます。これには地面に接地した際の衝撃を吸収したり、接地後力強く地面を蹴り出すためのバネのような役割があります。まずこのアーチラインと靴のアーチラインが一致しているかどうかがポイントとなるでしょう。
そしてかかとの部分。かかとは丸くカーブしており、第一歩を踏み出す際には最初に地面に接する部分になります。このカーブを描いたかかとと、靴のかかと部分の形が合っているかどうかも大切です。かかとの後ろに隙間できている人もいたりしますが、これはやはり足に合っていないといえます。また、後ろだけでなく横にも隙間ができる靴も同様です。
それから足の爪先ですが、靴の甲部や前部に当たらない様、1?3cmほど余裕のあるサイズのものが良いでしょう。このような隙間のことを“捨て寸”といいますが、これは靴のデザインなどによっても多少異なります。先の長く尖ったデザインの靴ほど捨て寸も長くなるでしょう。
履き口が足囲に合っているか、トップライン(靴のフチのライン)がフィットしているかなどもチェックします。土踏まずが合っている靴はトップラインの隙間もできにくいとされます。靴のサイズは基本的に数字やアルファベットで確認できますが、メーカーやデザインによって異なるので必ず試し履きをしたほうが良いでしょう。
スニーカーなど紐靴の場合はどうでしょうか。パンプスよりも安定感があり、歩くのに適している靴になりますが、選び方にもやはりポイントがあります。紐を通す穴のあいている部分を「外羽(そとばね)」と呼びますが、足に合わせて紐を調節した際に左右の外羽がぴったりとくっついてしまうものはあまり良くないそうです。隙間が空いていないと、それ以上は調節が効かないということになります。もちろんデザインなどによって多少異なりますが、多少は外羽が適度に開くものが良いようです。
他はやはり足にフィットしているかどうか。また、「かえりが良い」と表現される靴は歩きやすく疲れにくいようです。かえりが良い、というのは、指の付け根部分で適度に曲がる靴のこと。あまりに柔らかすぎると足の支えになりませんし、固すぎてもNG。ただ、土踏まずのアーチラインの部分だけはしっかりと固めにできており、ピッタリとフィットするものが良いようです。この部分がたわむようであれば、支えの役割を果たすことはできないでしょう。

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。
イラスト:harunaluna
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