2016/12/09
ブーツを履くと足がむくむ理由とむくみ防止法
一年の中でも特に可愛く感じるのが冬場のファッション。コートやファーなど暖かな着こなしでおしゃれにも気を配りたいですね。また、足元のおしゃれも欠かせません。冬に重宝する足元アイテムといえば「ブーツ」ですね。ロングやショート、ブーティなどのほか、オーバーニータイプのものやムートンタイプのものまで様々なブーツが出回っています。冬のコーディネートには欠かせないブーツですが、実は数ある靴の中でも最もむくみやすいということ、ご存知でしたでしょうか。
なぜブーツはむくみやすいのか
私たちは歩く際に、かかとから小指、そして親指へと重心を移動させています。こうした一連の動作を繰り返すことで足首をしっかりと動かし、ふくらはぎに血流ポンプの役割をさせているのです。この作業がスムーズに行われれば、脚の血流やリンパの流れは良い状態が維持できます。
ブーツといえば、そのほとんどが足首を覆い固定してしまう靴であり、この重心運動をスムーズに行うことができなくなってしまいます。足首が固定されて満足に動けず、ふくらはぎがポンプの役割を果たせずに血液やリンパの流れを滞らせてしまうのです。朝に履いたブーツが夕方帰宅した時にスムーズに脱げない、などという経験はないでしょうか。長時間に渡り脚が固定され、血流が悪くなりむくみが発生しているなによりの証拠と言えるでしょう。
また、防寒の意味合いでブーツを履く人も多いかと思います。特にロングブーツは足の大部分を覆ってくれるのでスカートスタイルでも寒さをしのげそうですよね。しかし、先述したことを考慮するとなるとどうでしょうか。冷え性といえば、血流が滞ることで手足に冷えを感じる症状ですね。ブーツを履いてむくんだ状態の脚は、血流の悪い状態ということ。つまり、ブーツを履くことで血行を悪くして、足先まで血液が行き渡らずに冷えを招いていることになります。防寒のつもりで履いていたブーツが、かえって身体を冷やすことになってしまうようです。
加えて、仕事などで長時間同じ姿勢でいる人の場合はむくんでしまう危険性が大きいと言えます。ただでさえブーツによって締め付けている脚が、長いあいだ同じ姿勢で更に固定されるとなると、血行が悪くならない理由がありません。デスクワークなどずっと座りっぱなしで仕事をされている方は、終業時刻になると脚がパンパンになっていたという経験は多いのでは?私自身もそのような経験を持つ一人で、ブーツではなくパンプスだったのですがやはり脚への負担は大きいと感じていました。ローヒールのパンプスでさえそう感じますので、これがロングブーツとなると…スムーズに脱げる気がしませんね。
ブーツを履きたい人へ
「それでもやっぱりおしゃれとして履きたい」。やはりそれが多くの人の意見でしょう。昨今では多くのむくみ対策グッズが販売されており、ブーツと併せての着用も可能です。むくみ対策の着圧ソックスやサポーター、ゴムなしのソックスなどがあります。値段は数百円?数千円と幅広く、中には“一般医療機器”として販売されているソックスもあります。それほど、むくみに対して切実に悩んでいる人が多い証拠なのかもしれません。
一日ブーツを履いて頑張った脚をいたわることも忘れてはなりません。入浴後などにむくみ解消マッサージを行い、その日のむくみはその日のうちにとっておきましょう。脚の裏をもみ、足首から膝にかけて両手でさすります。またふくらはぎも上に向けてさすり、太ももも同じように行います。デスクワークの人は、仕事の合間にむくみ予防として脚を動かす体操を行って見てください。つま先を上げる、踵を上げる、の二つの動作を交互に行う。とても簡単で手軽にできる、むくみ予防の体操です。一時間ごとに行うのが良いでしょう。また、上述のようなむくみ対策グッズの着用もオススメです。弾性ストッキングなどでむくみを予防しておきましょう。

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。
イラスト:harunaluna
あわせて読みたい
-
-
色や形状・材質など自分に合ったメガネの選び方
コンタクトが当たり前となった時代になり、数年前からメガネの需要が低迷しているとも言われていました。ですが、昨今ではPC用のメガネやスポーツシーンなどに特化したメガネなどが話題となり、新たな顧客の取り
-
-
着やせして見せる為の2つのテクニック
おしゃれをしたいのに、最近自分の体型を見てそれを諦めている人はいませんか?忙しくてダイエットなんてする暇もないのが多い現代人。だけど、可愛い洋服を着たりおしゃれなコーディネートを楽しみたい。そういっ
-
-
2016春夏ファッションは?タッキースタイルやアクセサリーカラー
今年の春夏に流行しそうなファッションを調べてみました。今からでも遅くない、トレンドのポイントを押さえておきましょう。 新しい年になり、また次のトレンドがやってきます。 昨年を振り返るとコーディガン