美容って何だろう

      2016/12/08


ストレスの主な要因は「夫婦間」にあり?

 どのようなことでストレスを感じるか、また、出来事によるストレスの度合いなどは、個人差があるかと思います。皆さんは1968年にアメリカの医士と社会学者によって発表された「Holmes and Rahe stress scale」をご存知でしょうか。これは人生で起こりうる様々な出来事に対して、ストレスの強度を数字で示した「社会適応評価表」というものです。

 この表を作成したホームスとレイは20年の月日をかけて5000人以上の人々との面接、調査を行いました。さらに下の表を作るにあたり、生活上の出来事を抽出した上で397人の男女を対象にストレスの度合いを評価してもらっています。

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ストレス表

ストレスの種類 ストレス度合 ストレスの種類 ストレス度合
1 配偶者の死 100 23 子供の離婚 29
2 離婚 73 24 仕事の責任 29
3 別居 65 25 顕著な業績 28
4 懲役 63 26 配偶者退職 26
5 近親者の死 63 27 入学や卒業 26
6 本人の病気 53 28 性格の変化 25
7 結婚 50 29 環境の変化 24
8 解雇 47 30 上司と紛争 23
9 離婚調停期 45 31 転校 20
10 退職 45 32 転居 20
11 家族の病気 44 33 仕事の変化 20
12 妊娠 40 34 余暇の変化 19
13 性の不一致 39 35 宗教の改宗 19
14 仕事不適応 39 36 活動の変化 18
15 家族数増加 39 37 小金額の借金 17
16 経済的変化 38 38 睡眠の変化 16
17 親友の死 37 39 同居人数 15
18 配置転換 36 40 食事の変化 15
19 夫婦喧嘩 35 41 休暇 13
20 大借金 31 42 クリスマス 12
21 抵当の停止 30 43 軽微な違反 11
22 親類の紛争 29

 この表では、ストレスの度合いの最高を“100”とした場合が基準となっています。さらにこの表を元にして、1年間を通じて当てはまるものの数値を足した際に、自分の身体の健康状態も分かると言われています。

300以上・・・病気にかかる確率 80%
150?299・・・病気にかかる確率 50%
149以下・・・病気にかかる確率 30%

 一言にストレスといっても、ただ単に悪いものということだけではなく、何らかの心理的な負担の変化を表しているようです。私たちの身体が様々な出来事に対応するため負うことになる心の負荷の度合い、という見方になるでしょうか。普段イメージしている「イライラ」や「我慢」の様なストレスだけでなく、もっと広義なものとして“ストレス”という単語を捉えるとよいかもしれません。

 さて、この表で見ると、最もストレスを感じる出来事というのは100がつけられている「配偶者の死」です。人生のパートナーの喪失が、人間にとって最大級の心の負担と考えられているようですね。また、かなり差はありますがその次にくるのが「離婚」。次が「配偶者との別居」となっています。面白いことに、ストレスの度合いの強い1位?3位は全て配偶者との出来事が絡んでいるとされています。

 結婚相手というのは、元々他人同士という関係です。それが出会って結ばれ、最後にはどちらかが死ぬまで一緒に過ごします。家族の中でも、一般的には血の繋がりのない人間は夫婦だけです。人生のパートナーでありながら、いざ離れると全く関係のない人間同士となる。夫婦とはそんな紙一重な関係という側面も持っています。
 
 ですが、信頼し合った夫婦の絆はその夫婦間にしか存在しない強いもの。その喪失はやはり、計り知れないものがあるでしょう。また、離婚というのはそんなパートナーとの別れのほか、様々な手続きや行動など実際に消耗する力がとても大きいといわれています。配偶者との別居もそうですね。離婚や別居の理由にもよるかと思いますが、どちらも精神的だけでなく、肉体的にも大きな消耗を伴うでしょう。

 この表の上位を見ると、自分自身のことよりも家族の出来事が中心になっているのが分かります。どちらかというと、自分の身に関わることは23?26、31以下の下位に多くなっている様に感じます。上位で個人的なことと言えば、4や6、8、10。その他は自分よりも周囲からの変化によるものが多くなっています。

 周囲の変化というと先述の通り、「家族」にまつわるものが多いですね。ストレスを感じるよりも、ストレスを和らげる場所でありたいのが家庭の中のはずでしょう。しかしながら、限られた空間の中で長い時間を共にするということは、ストレスを感じやすい環境でもあるのかもしれません。特にもともと他人同士である夫婦間の問題は多く、子供に関するものはというと11や23ぐらいでしょうか。やはり家族の中心は夫婦にあり、そこがうまくいっていないとストレスも大きくなるようです。

 そのほか「休暇」や「クリスマス」といったものが入っているのは面白いですね。「心の(負荷の)変化」といった意味ではそうですが、単純にマイナスなストレスでもなさそうです。他には「親友の死」や仕事にまつわること、親戚関係、お金の問題などもあります。どれも自分の身近な事柄であり、人生で誰しも経験する様なことばかりです。あなたも計算して自身にかかっているストレス度合いをチェックしてみてはいかがでしょうか。

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 - ストレス・メンタルケア

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

執筆者のプロフィール 

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。

イラスト:harunaluna

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