美容って何だろう

      2016/12/08


口呼吸はアデノイド顔貌になる危険性がある?

 口呼吸の危険性をご存知の方も多いでしょう。その危険性の中でも「アデノイド顔貌」と呼ばれる、顔全体の歪みやたるみについてお話します。

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 動物は本来鼻でしか呼吸を行いません。人間は進化の過程において口呼吸を身に付け、いつしかそれが当たり前のように癖になっている人もいるかもしれません。生まれたばかりの赤ちゃんは皆鼻呼吸しかしませんが、早期の離乳食などで口呼吸が身についてしまうようです。口呼吸が好ましくない理由は、人体における役割がそもそも呼吸器ではないため。中でも「アデノイド顔貌(がんぼう)」と呼ばれる顔つきの要因にもなるとされ、健康と美容の両面から見ても避けた方が良いでしょう。

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アデノイド顔貌とは?

 アデノイドとは「咽頭扁桃」ともいい、鼻の奥の方にある口蓋垂の裏側部分に存在します。アデノイドはリンパ組織から成り、体外から病原菌が侵入するのを防いだり、これに対する免疫を生成する働きがあります。鼻呼吸をした際の空気の通り道でもあり、外敵から体を守るのに役立っています。鼻を介して入った空気はアデノイドを始めとした防御システムによって、安全に体内へと運ばれて行くのです。

 口呼吸を行っているとアデノイドが肥大してしまい、顔全体の歪みやたるみを招いてしまいます。本来子供の頃のアデノイドは大きく、成長するに従い小さくなります。思春期頃にはほぼ消失するといわれますが、口呼吸が身に付いたままだとそれが残ってしまうことがあるようです。口呼吸が原因の場合とそうでない場合もありますが、どちらも同じくアデノイド顔貌に繋がるおそれがあります。

アデノイド顔貌と呼ばれる顔つき

 アデノイド顔貌の特徴には多くのポイントがありますが、いずれも美容面ではあまり好ましくないようです。まず輪郭は面長が多く、上顎と下顎の横幅が狭い。上顎に比べて下顎が後方に位置しすぎている。歯並びも悪い場合が多く、上の前歯が突出した所謂“出っ歯”や、上下の前歯の噛み合わせが浅かったりデコボコした並びをしている。唇は分厚くめくれた状態になりやすく、乾燥も酷い。低く小さい鼻をしており、鼻孔も小さい。・・・などといった顔つきがあげられます。

 他にも食べ物を噛む際に音を立てて噛んだり、姿勢が悪く猫背である人や口内炎ができやすいといった特徴もあるようです。病気なわけではないのですが、上記のような状態になって嬉しい人はいないでしょう。特に歯並びに関しては見た目はもちろん、言葉や食事に関する影響も懸念されるので矯正の必要も出てくるでしょう。

アデノイド顔貌を予防するために

 口呼吸が要因のアデノイド顔貌は、やはり鼻呼吸を意識的に身につけていかなければなりません。日常生活において、無意識のうちに口がポカーンとあいてしまっているという記憶はありませんか?この状態は口呼吸をしている可能性が大きいでしょう。口呼吸を断ち、鼻呼吸を身につけるには次のような方法があります。

 手軽にできるのは「ガムを噛む」という方法。使用するガムは無糖のものが良いでしょう。しっかりと口を閉じることを意識して噛んでください。噛むという行為によって喉の奥にあるリンパ組織の免疫器官が活性化し、顔の表情筋も鍛えられます。ボーっと開きやすくなっていた口が閉じやすくなる効果もあるようです。

 通販やドラッグストアなどでは、鼻呼吸を促すために口に貼るテープが取り扱われています。特に睡眠中のいびき防止目的のものが多く、口に貼って就寝するといびきをかく人に多いとされる口呼吸を防ぐ効果があるようです。本格的に口呼吸を治したい人は、寝る時だけでなく日中も専用のテープを貼って過ごすと良いでしょう。休日自宅で過ごせる時間帯を利用して、積極的に鼻呼吸を身につけていきましょう。

 口呼吸が原因で風邪をひきやすかったり体調を崩しやすかった人も、鼻呼吸を身につけることで改善できるかもしれませんね。アデノイド顔貌の症状に当てはまるものがあった人は、自分が口呼吸になっていないか見直してみてください。

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プライバシーポリシー

 - 睡眠・呼吸

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

執筆者のプロフィール 

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。

イラスト:harunaluna

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