美容って何だろう

      2016/12/08


不眠は身体や精神に悪影響を及ぼし時には大病に繋がる

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 私たちが健康に生活していくためには、睡眠をとるということは欠かせないものです。近年では「眠らない街」などというように、夜中も昼間も関係なく人が起きており、活動しているような状況です。現代には不眠を助長させるような生活が溢れています。では実際に十分な眠りがとれていない場合、どのような影響が出るのかを解説していきます。

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身体にまつわる影響

 睡眠の大きな役割は心身を休ませることにあります。一日の疲労回復を果たすための睡眠がおろそかになれば、おのずと身体には悪い影響となってあらわれます。
まずは体力の低下が考えられるでしょう。眠ることで蓄えられるはずのエネルギーがしっかりと蓄積されず、活発な活動に支障をきたします。また、脳を十分に休ませることができないので自律神経にも大きな影響を与えます。自律神経はあらゆる器官の司令塔であり、このバランスが崩れてしまえば統率は乱れます。これは免疫力も低下させることになり、免疫力の低下はあらゆる病気を引き起こしやすい状態とも言えるのです。

精神にまつわる影響

 睡眠にはストレスを除去する効果もあります。ぐっすり眠れない、睡眠時間が十分にとれない場合が続けば、ストレスが効率よく除去されず蓄積される一方になります。また、睡眠不足になると気分が落ち着かず、不安な気持ちになったりふさぎこんでしまうなどのネガティブな思考に傾きやすいようです。そのほか、すぐイライラするなど怒りっぽくなる、何もする気にならないといった無気力、偏頭痛や食欲不振といった症状もあらわれてきます。

 “キレる”という表現で怒りを表しますが、こうした状態の子供や若者が増えていることも眠りと関係があるといわれています。小さい頃から十分な睡眠時間が与えられず、ホルモン分泌などに影響を及ぼすことでキレやすい人間が増えているのではないでしょうか。「ストレス社会」と呼ばれる所以やうつ病に関しても同様です。家庭や仕事など、昼間のストレスを解消するための睡眠が十分にとれず、蔓延した状態になってしまう。同様の状態で、うつ病が引き起こりやすい状況の人も増えている。現代人の生活は、睡眠に大きな障害を与えるものばかりといえるでしょう。

大病の危険性

 眠っている間、私たちの体は休息をとっているだけでなく、成長ホルモンの分泌を促し健やかな身体の成長に貢献するほか、細胞の修復、免疫力の増強などもおこなっています。血圧や脈拍の低下もはかり、様々な健康効果に役立っているのです。これらが怠ればどうなるのでしょうか。細胞の修復が滞ってしまえば、ガンになるリスクが高まります。血圧は上昇し、血糖値の増加や中性脂肪値、LDLコレステロール値などの上昇につながります。よって、動脈硬化や血栓症、心筋梗塞、脳卒中といった深刻な病気への発展も考えられるでしょう。そもそも免疫力の増強がはかれないため、どんな病気にかかっても不思議ではないともいえます。

 眠りにまつわる危険な病気といえば、「睡眠時無呼吸症候群」があげられます。一晩の睡眠のうちに10秒以上無呼吸の状態が5回以上起こる症状のことであり、過眠症の一種とされています。無呼吸であるということは、酸素の供給が著しく減少するため脳や心臓へ大きなダメージを与えることになります。わかりやすい症状としては、いびきをかいている時に急にピタッといびきが止まり、また突如再開するといった人は要注意です。本人に自覚がない場合でも、脳が十分に休息できないこの病気は昼間に急激な眠気に襲われることがあります。近年はこうした症状が原因となり、多くの死傷者を出してしまうという産業事故が増えているように感じます。

 本人の健康被害はもちろんのこと、仕事内容に支障をきたすことで人によっては多大な社会損失になりかねないことが不眠の招いている害悪です。もしも自分の睡眠に関して不安や悩みを抱いている場合、早急に見直す必要があるかもしれません。

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プライバシーポリシー

 - 睡眠・呼吸

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

執筆者のプロフィール 

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。

イラスト:harunaluna

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