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      2016/12/08


睡眠と人間の体?睡眠時間の影響

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 私たちは生きていく上で、起きて活動している時間と寝て休息している時間を繰り返しながら生活しています。このうち睡眠時間は、人生において約三分の一から四分の一を占めるとも言われており、仮に80歳まで生きすとすると20年から25年は眠っているということにもなります。これほどまでに睡眠に時間を割いていると、こんなに眠っていていいのかとも思いたくなりますが、逆にこれほど時間を割くほど重要なこととも言えます。そのとおり、睡眠は私たちが生きていくためにはなくてはならないものなのです。

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人はなぜ眠るのか

 睡眠には様々な目的があります。心身の回復はもちろん、中でも大脳の休息という目的が非常に大きいとされており、これは大脳で営まれる「高次脳機能」に関係する事柄の安定化や維持が見られるためです。それには次のようなことがあげられます。
・記憶の再構成
・ストレスの解消
・成長ホルモンの分泌促進
・免疫力の向上や維持 など

睡眠時間と健康の関係

 個人差もありますが、一般的に必要と言われる睡眠時間は7?8時間と言われています。名古屋大学などの報告では、睡眠時間を7時間とっていると平均寿命が最も長くなり、死亡リスクも軽減するとされています。また、マウスでの実験では睡眠を完全に遮断した場合、1?2週間で死亡することがわかっています。これは食物を与えなかった場合よりも早く、脳に視床の損傷が生じるほか身体の衰弱、体温調節機能にも支障が出た結果によるものです。人間に関しても、寝不足や快眠が取れていない場合は思考力の低下や体調不良を招き、酷い場合は幻覚なども引き起こします。そしてマウスと同様に、相当期間に渡る睡眠の遮断を行えばおそらく死亡してしまうと考えられています。

 7時間台の睡眠をとっている人ほど、うつ病になりにくいということが統計で明らかになっています。また、睡眠時間が短い人は「レプチン」の量が少なく「グレリン」の量が多い傾向にあります。前者は食欲を抑え、後者は食欲を増進させますので、睡眠時間が短い人ほど食欲が湧きやすく、肥満になるリスクが高いと言われているのです。

レム睡眠

 “レム睡眠”と“ノンレム睡眠”という言葉を聞いたことがあるでしょう。レム睡眠とは急速眼球運動が見られる睡眠のことで、睡眠の約2割を占めるとされています。レム睡眠時の脳の活動は覚醒時と似ており、交感神経も緊張状態にあります。眠っている際に見る夢も、このレム睡眠時に見ていると言われています。そしてノンレム睡眠ですが、この状態では脳は活動を休んでおり、深い眠りに落ちている状態になります。この時に成長ホルモンの分泌や免疫力を向上させるための作用などが働いています。レム睡眠で脳をクールダウンさせ、ノンレム睡眠で本格的な休息をとる。この二つの睡眠で、快適な眠りは成り立っています。

ショートスリーパーとロングスリーパー

 先述のとおり、一般的な睡眠の必要量は7時間?8時間。ですが中にはそれ以下でも十分に休息が取れる人や、反対にもっと長い時間眠らなければダメだという人もいます。前者を「ショートスリーパー」、後者を「ロングスリーパー」と呼びます。これはそれぞれ生まれつきの体質によるものとされ、後天的こうした体質になることは不可能ともされています。

 短い睡眠時間で十分に休息が行える「ショートスリーパー」体質の人は、効率よく睡眠ができているとされています。睡眠時間が少ない場合でも、ノンレム睡眠の質がよい場合は脳や身体の回復率は高いとされています。ショートスリーパーの人は、ノンレム睡眠の質が高い人が多いと考えられるでしょう。「ロングスリーパー」体質の人は、長い時間をかけてじっくりと回復をはかりたい体質のようです。どちらが優れているという問題ではなく、あくまで自身の体質の問題です。ロングスリーパーの睡眠時間を削ってしまえば寝不足になりますし、逆にショートスリーパーの人が寝すぎてしまっても体調不良を招きやすいでしょう。

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プライバシーポリシー

 - 睡眠・呼吸

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

執筆者のプロフィール 

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。

イラスト:harunaluna

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