美容って何だろう

      2016/12/08


リンパとは??リンパの働きと流れ?

エステを受ける女性の写真

 マッサージなどを行う際、「リンパ」という単語を度々耳にしますよね。リンパを刺激する、リンパの流れを良くするなど、健康やダイエット、美容にリンパがなんらかの形で関わっているのは多くの方が認識しているでしょう。そんな「リンパ」に関してですが、リンパそのものの意味や役割を理解している方は実は少ないのではないでしょうか。普段行っているリンパマッサージが、いかに体に影響を及ぼしているかは、リンパそのものを知ることでより深く理解することができるでしょう。

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リンパとは

 リンパとは「リンパ液」、「リンパ管」、「リンパ節」の総称であり、リンパ系とも呼ばれます。リンパ液は漿液性の液体を指し、血漿成分からできています。リンパ液には細胞間質液(間質リンパ)と管内リンパがあり、前者は細胞間を流れるもの、後者がリンパ管の中を流れるものです。狭義のリンパ液としては後者のみを指しますが、濃度が違うだけでどちらも基本的に同じリンパ液とされています。リンパ節はリンパ管の中継地点となる鎖骨や脇の下などにあるもの。全身に網目状に張り巡らされたリンパ管をリンパ液が通り、リンパ節を介して巡っていきます。

リンパの働きとは

排泄機能と免疫機能

 血液が栄養や酸素を送る役割を持っているのに対し、リンパは体内で不要になった老廃物や疲労物質を回収して運搬する役目をになっています。毛細血管い入らないほどの老廃物や毒素はリンパ管へと取り込まれ、リンパ液に乗ってリンパ節へと運ばれていきます。リンパ節で老廃物や毒素は濾過され血管へと送られ、そこから腎臓を通って尿となり排出されます。この一連の流れの中には、文字通りの「排泄機能」と、体を守る「免疫機能」の意味があります。

フィルター機能

 リンパ節のフィルター機能も免疫システムの一部。リンパ節で細菌などを濾過することで、全身に細菌が行き渡らないようにしています。さらに管内リンパの主な細胞成分であるリンパ球は、一度対戦したウイルスや細菌の性質を記憶します。これは次に同じウイルスなどが侵入してきた場合、それに対抗できる抗体の生産を行い素早く外敵を退治することで健康を守ることに繋がっているのです。リンパ球は抹消のリンパ管に行くにつれ量がなくなり、リンパ節を経るほどに増加していきます。また、寿命とともに死滅してしまいますが、新たに生成されるリンパ球にその記憶が受け継がれるため、かつての免疫も維持されていきます。

リンパの流れを良くする意味

ポンプ機能がない

 上記の役割を考えると、自ずとリンパマッサージの目的が見えてきます。マッサージを行ってリンパの流れを良くするということは、老廃物の排出をスムーズにさせ、免疫力の向上にもつなげようとするものだったのです。しかし、リンパは滞りやすく、流れが悪いとむくみやセルライト、冷え性といった様々な不調を招いてしまいます。血液は心臓をポンプとし、勢いよく流れていきますが、リンパにはポンプの機能を果たしてくれるものがありません。ではどのようにして流れるのかというと、周辺の筋肉の動きによってようやく押し流される、といった程度に循環します。従って、リンパの流れを良くするのには周辺の筋肉を動かす運動やマッサージが有効となるのです。

リンパマッサージ

 リンパは重力の影響を受けやすく、足や指先などの心臓から遠い下の部分にリンパ液が溜まりやすくなっています。この下に溜まったリンパ液を上に押し上げるのがリンパマッサージ。リンパ管は皮膚組織に多く分布しており、そこへ刺激を与えることでリンパの流れを促進させることができます。皮膚組織を刺激するリンパマッサージは、効率の良いリンパの流れを作るという意味があるのです。リンパの流れがよくなることでむくみが解消されれば、余分な水分が排出されるのでダイエット効果が期待できます。老廃物の排出がスムーズになり、美肌効果も期待できるでしょう。普段何気なく効いていたリンパの意味を理解すると、これまで以上に運動やマッサージに励むことができそうですね。

2013-03-12作成
2014-11-05再編集

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プライバシーポリシー

 - 血流・リンパ・マッサージ

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

執筆者のプロフィール 

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。

イラスト:harunaluna

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