美容って何だろう

      2016/12/08


歯周病の危険性?歯だけの問題ではない

 歯医者が苦手という人をよく耳にします。私自身もそのひとり。単純に治療が辛いということに加え、独特の匂いや音もあまり好きではありませんでした。最後に歯医者に行った時には「虫歯もなく綺麗ですよ」と言ってもらい安心したものです。ですが、定期的に通うのもあまり足が進まないものですよね。

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多くの方が、何らかの症状や心配事があるものの、痛みを伴うレベルではないために歯医者には行かないという状況ではないでしょうか。「歯が悪くなっても命には別状ないし…」と思うかもしれませんが、それは違います。歯を始め口の中のトラブルというのは、重大な病気への一歩とも言えるのです。

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 歯の病気といえば「歯周病」が思い浮かぶと思います。これは歯周組織がプラーク(歯垢)に含まれる細菌に感染することで歯肉の腫れや出血を引き起こし、最終的には歯が抜け落ちてしまうという病気のこと。歯の周りで起こる病気の総称であり、初期段階では自覚症状がほとんどないとされています。このため、日本人の成人の約8割もの人々が歯周病にかかっているとも言われています。歯周組織から膿が出る「歯槽膿漏」も歯周病の一種です。

 歯周病を大別すると、「歯肉炎」と「歯周炎」に分けられます。まずは「歯肉炎」から始まり、それが進行すると「歯周炎」へと発展します。歯肉炎の段階では歯の内部であるセメント質や歯根質までは溶かされていない状態。歯肉の炎症や出血といった症状がありますが、生活に大きな支障をきたすレベルではないためほとんどの方が無自覚、もしくはあまり気に留めていないようです。これが進行してしまうと「歯周炎」になり、歯のセメント質などの内部まで溶かすため、歯がグラグラするといった症状まで発展してしまいます。
 
歯周病を放っておくとどうなるのか

 先述したとおり、歯周病に関しては「命に別状はない」と思っている方が多いと思いますが、それは大きな間違いと言えます。心臓の感染症に「心内膜炎」と呼ばれる疾患がありますが、これは歯周病や虫歯の進行で急激に化膿し、血中に細菌が流出してしまうことが一因とされるケースがあります。また、寝たきりのお年寄りなどに多く発症のある「カンジダ性肺炎」ですが、これは口内の細菌が気管に侵入して引き起こされると言われています。これら以外にも高血圧やリュウマチ、腎炎、アレルギー性疾患や神経疾患など様々な病気との関わりがあるのです。

 また、こうした重大な病気との関連性だけでなく、普段の食生活にダイレクトに影響を及ぼすことになります。歯のないお年寄りは痴呆症や寝たきりになるなどの症状が進みやすいとの報告もあるようです。歯の調子が悪いと思うように食事がとれず、偏った食生活にもなりやすいでしょう。そのため栄養がバランスよく取れずに体調不良にもなりやすいといえます。丈夫な歯でよく噛んで食べるということは、唾液の分泌が盛んになり様々な細菌の消毒効果もあるのです。これによりガンなどの病気を防いだり、ほかにも肥満の防止や胃腸の働きを促進させるなど多くの健康効果を得ることができます。

 以上のようなことから、歯周病をはじめとする口内トラブルを放置することは大きな危険を招いているということがわかるかと思います。歯周病は歯の手入れを怠るということだけでなく、生活習慣とも深く関わっています。甘いものや歯に付着しやすいものを多く食べたり、早食いやだらだら食いなどをする。また、タバコを吸う人のほうが歯周病にかかりやすく、その進行も早いと言われているようです。糖尿病などの持病を持つ人も同様。それ以外にも、ストレスをためこんだり歯並びが悪い場合もトラブルを招きやすい状態となります。

 永久歯になると、それ以降の歯は勿論生えてきません。「一生モノ」という言葉がありますが、まさに自分の歯はこれに当てはまるもの。いつまでも自分の歯で美味しく食事ができる喜びを噛み締め、健康維持のためにも歯を大切にしましょう。

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プライバシーポリシー

 - デンタルケア ,

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

執筆者のプロフィール 

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。

イラスト:harunaluna

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