2016/12/08
様々な入浴法でお悩み解消!温度や水位で変化する入浴の効果
美肌にダイエット、ストレス解消など様々な効果のある「入浴」。自分の欲しい目的に合わせて入浴方法を選べば効率的です。
夏場はシャワーだけという人も、寒くなると湯船で温まりたいのでは?体を温めるだけでなく、疲れを癒したりリラックスするのにも入浴は大事なことですね。
色々な効果のある入浴は、目的に合わせて入り方を変えることで欲しい作用をより高めることができますよ。
温熱、浮力、水圧の3つの効果を知ろう
入浴には主に3つの効果があるとされます。
体温を温めて血流を良くする“温熱効果”、浮力で体重を軽くさせて全身を休ませる“浮力効果”、水圧の力で血管や心臓の働き促す“水圧効果”です。
温熱効果はお湯の温度、浮力効果はお湯の水位、水圧効果は水位やシャワー圧が関係していますね。
3つの効果が織り混ざることで、多くの悩みを解消することが可能になります。
目的に合わせた色々な入浴法
【冷え性を改善したい】
冬場は冷えの症状が酷くなる人も多いと思います。
出来るだけ体を温め、血流を良くする入浴法が適しているでしょう。
熱いお湯のほうが効くと思うかもしれませんが、38~41度までのややぬるめが効果的。
お湯が熱すぎると短時間しか浸かっていられず、体の芯まで温まらない内に出ることになります。
ぬるめのお湯にじっくりと20分は浸かると良いでしょう。
また、途中で手足に冷水をかける“温冷交代浴”も併せて行うとさらに血行が良くなって冷え改善が期待できますよ。
【ストレスを解消したい】
精神的な疲れを緩和したい場合も38~40度ほどのぬるめのお湯が正解です。
ぬるめのお湯に浸かると副交感神経が優位になり、リラックスした状態を作ることができます。
好きな香りの入浴剤、音楽なども取り入れればより効果を高められるでしょう。
就寝の1時間前に入れば快眠効果も得られます。
【美肌になりたい】
38~40度のお湯にゆったりと浸かることで血流を促し、お肌に必要な栄養をしっかり届けることができます。
この時保湿成分のある入浴剤を使うと良いですね。
熱すぎるお湯は肌に必要な皮脂まで流失させてしまうので注意しましょう。
【ダイエットに役立てたい】
42度以上の熱い湯船に入ると交感神経が刺激されます。
交感神経は活動的状態になるために必要で、運動時などにも優位に立ち代謝を促す効果がありますよ。
発汗作用や食欲を抑える働きもあるのでダイエットに有効です。
ただし長時間の入浴ではなく、2~3分浸かる→出て5分休憩、を3回繰り返すといった方法にしましょう。
入浴前後の水分補給、お肌の保湿なども忘れずに。
全身浴or半身浴?体や目的に合わせて行おう
【3大効果を最大限に得られる全身浴】
全身浴は広範囲にお湯が浸かるので全身を温めることができ、高い浮力によるリラックス効果や水圧による血行促進効果を得られます。
全体的に緊張をほぐしたい、ダイエット中で代謝を上げたい人などは全身浴が適しているでしょう。
逆に体の弱い方や高齢者など、心臓への負担を避けた方が良い方は注意が必要です。
【負担が少なく時間をかけて入りたい方は半身浴】
体の下半分だけ浸かる半身浴はお湯の量が少ないので浮力や水圧は低いものの、その分体への負担が少ないので多くの方が楽しめる入浴法でしょう。
負担が少ないので長時間浸かっても比較的安心ですね。
その場合は上半身が冷えないように注意してください。
下半身のむくみや疲労解消にも効果的。
じっくりと体を温められバスタイムを有意義に過ごせるでしょう。
最近話題のHSP入浴法も効果的
40~42度のやや熱めのお湯に浸かる“HSP入浴法”。
熱の刺激で細胞を修復するタンパク質の働きを高め、疲労回復や美肌効果を狙う入浴方法です。
熱の刺激といっても40度であれば上述した入浴法でも“ぬるめ”の範囲内ですので、熱いお湯が苦手な方も実践しやすいのではないでしょうか。
参考サイト
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注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。
イラスト:harunaluna
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