美容って何だろう

      2016/12/08


ポリフェノールの持つ有効成分?こまめに摂取することが重要です

 赤ワインなどが豊富な含有量を持つことで知られる「ポリフェノール」。植物に多く含まれるもので、色素や苦みなどの元となる成分です。ポリフェノールの種類は実に300種類以上と言われており、そのほとんどが植物に存在しているとともにほとんどの植物がポリフェノールを含んでいます。

 ポリフェノールは水に溶けやすい性質を持っており、私達が摂取した後およそ30分経つと人体に作用し始めます。ただ、ポリフェノールは身体の中に蓄積されない栄養素ですので、ポリフェノールの持つ有効成分は30分ほどで消滅してしまいます。その為、ポリフェノールのもつ成分を効率良く摂取するにはこまめに補給することがポイントとなります。

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 そんなポリフェノールの有効成分は、優秀な「抗酸化作用」。これはビタミンCやEなども持っているものですが、それらとは決定的に異なる点があります。それは、細胞間の水溶性部分、脂溶性部分、細胞膜において抗酸化作用が働くということです。
これに対し、ビタミンCは水溶性部分のみ、ビタミンEは脂溶性部分のみでしかその作用を発揮することができないとされています。ポリフェノールが体内の広い範囲で発揮する抗酸化作用は、効率良く体内の活性酸素を除去することに繋がると言えるのです。

 ポリフェノールを大別すると、淡色・無色の「フラボノイド類」、それ以外の「ノンフラボノイド類」に分けられます。その植物ごとに様々なポリフェノールが存在し、その効能も異なります。下記はポリフェノールの中でも代表的なものを取り上げてみました。

 アントシアニン…サプリメントなどでもよく耳にするポリフェノールかと思います。ブルーベリーや赤じそ、赤ワインなどに多く含まれる水溶性の色素であるアントシアニン。
これは目の網膜にあるロドプシンと呼ばれる視物質の合成促進作用を持っており、その為眼精疲労や視力回復、糖尿病が及ぼす目の疾患などに対して有効に作用します。その他にも、肝臓に対する効能も報告されており、血液の凝固の抑制、血栓予防といった効果もあると言われています。

 カテキン…緑茶の渋み成分として有名なポリフェノールです。「タンニン」とも呼ばれるこの成分ですが、緑茶以外にも紅茶や煎茶、ウーロン茶にも含まれています。カテキンには脂質の酸化を抑制する効果があります。
その強力な作用は食品の品質保持剤として利用されるなど、直接摂取する以外でも活用されています。体内においては、細胞膜の酸化を防いでガンの予防に効果的とされています。ガン細胞が自身の栄養確保のために作り出す新たな血管の生成を抑制する作用を持っています。それ以外にも、胆汁酸の排出促進、コレステロールや中性脂肪の上昇を抑え、消化酵素の働きを抑えることで血糖値の上昇を防ぐ効果があります。
また、生活習慣病の予防や高い抗菌作用による食中毒や感染症の予防などにも役立つポリフェノールです。緑茶でカテキンを摂取する際には熱湯でお茶を入れ、新しい茶葉を使用すると効率良く摂取できます。

 イソフラボン…大豆が持つ豊富なポリフェノールといえばイソフラボンですね。大豆の胚芽に含まれているこの成分は、女性ホルモンである「エストロゲン」と同じ様な作用をもつことでも知られています。といっても、その効果はエストロゲンの1000分の1程度を言われているため、本物のエストロゲンに比べて非常に穏やかに作用するものだと言えます。
エストロゲンには骨からカルシウムが溶け出してしまうのを防ぐ作用があります。イソフラボンにも同様の効果があり、他にもイライラやのぼせ、肩こり、冷え性など「更年期障害」としても取り立たされる症状の改善に役立つと言われています。
特に女性の場合、閉経後にはエストロゲンが著しく減少すると言われており、上記の様な更年期障害に繋がり易いと言えます。この為、イソフラボンを積極的に摂取することでその予防に繋がると言えるでしょう。

 豊富な種類があり、様々な有効成分を持つポリフェノール。多くのサプリメントなどから手軽に取り入れることも可能となっていますので、身体の状態に合わせて選んでみて下さい。

サプリメントにほんのちょっとだけ詳しいけど質問ある?

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 - 栄養

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

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注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。

イラスト:harunaluna

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