美容って何だろう

      2016/12/09


アイメイクの色素沈着「擦って落としてはダメ」

 目元といえば、顔の中でも特に力を入れてメイクする人が多いでしょう。アイライン、アイシャドウ、マスカラ…。濃いメイクを施した目元のクレンジングはきちんと行っているでしょうか。目元には目元専用の「アイメイクリムーバー」がありますね。
ただ、顔全体に使用するクレンジングをそのまま使用するという人も少なくないはず。凝ったアイメイクをしないというなら、それもよいかもしれません。ただ、がっちりとアイラインやアイシャドウを塗っている場合、かなりこすらないと通常のクレンジングでは落ちにくいことが考えられます。
また、「アイメイクをきちんと落とさないと色素沈着を起こしてしまう」という話も聞かれるほど。その話の真偽も含め、アイメイクに専用のリムーバーがなぜ必要なのかをお話したいと思います。

スポンサーリンク

 

目元の皮膚

 目元や口元の皮膚はほかの皮膚よりも薄く、そのため乾燥しやすく刺激を受けやすい、つまりダメージを受けやすい場所とえます。乾燥しやすいため小じわなども発生しやすく、たるみなどの現象も引き起こりやすい。また、刺激の弱いのでくすみやくまなど顔の色合いにも影響を及ぼします。

 私たちは瞳を乾燥から守るために、1分間に何十回ものまばたきをしています。さらに泣く、笑う、怒るといった表情の変化も目元は作り出しています。皮膚の薄い目元はこうした筋肉の動き動きの影響を受けやすいといえ、シワ、たるみを招きやすい箇所になるのです。
802_original
 

アイメイクとクレンジングの関係

 さらに目元に影響を与えるのがメイクとクレンジングです。先述したように、目元はどうしてもメイクが濃くなってしまいがちな箇所。その濃いメイクを落とすために、ゴシゴシと擦って落としている人も多いのではないでしょうか。この刺激によって薄い目元の皮膚はダメージを受け、さらにクレンジング材の多用による乾燥も助長させてしまいます。

 

アイメイクと色素沈着

 「でもアイメイクが残っている方が色素沈着を起こすのだから、しっかり擦って落とした方が良いのでは?」このように思っているのであれば、今すぐその考えを取り払った方が良さそうです。

 そもそも色素沈着というのは、メラニンが異常に発生してできるもの。この異常な発生を促す最大の要因は「紫外線」ですが、そのほかには「外的刺激」があげられます。外的刺激というのは、肌をこすったり引っ掻いたりという言葉どおりに刺激を与えること。アイメイクとクレンジングに関しては、この外的刺激が当てはまるのです。アイメイクを落とす際に強くこすって落とす。これこそがまさに「外的刺激」なのです。

 メラニンは肌が炎症を起こすとそれから守ろうと発生します。炎症を起こした肌内部で生成され、それがターンオーバーにより肌表面に出てくると「日焼け」などの形として表れるのです。同じように、こすったりすることで肌が炎症を起こすとメラニンが生成されます。日焼けなどの一時的なものであれば、しばらく紫外線を避けることでメラニンの生成もとまり、肌が生まれ変わる時には元の肌色へと戻ります。

 しかし、何度も何度もこすったりという刺激を与え続けている場合、肌は常に炎症を起こしている状態になり、メラニン色素が局所的に急増してしまいます。この局所的なメラニンの異常増殖が、色素沈着と呼ばれる状況を引き起こしてしまうのです。ですので、洗い残ったメイクが肌に沈着しているということではなく、刺激を与えることでメラニンの生成を促し、それが色素沈着を引き起こしているというわけなのです。

専用リムーバーの必要性

 さて、上記のことからなぜアイメイク専用のリムーバーが必要なのか、お分かりいただけたでしょうか。アイメイクリムーバーはその名のとおり、アイメイクを落とすことだけに力を注いだクレンジング用品です。ですので、濃いアイメイクでもゴシゴシこする必要なく、通常のクレンジングだけを用いるよりは容易に落とすことが可能なもの。外的刺激を極力少なく済ませるために、アイメイクリムーバーは使う意味があると言えます。

 ただし、濃いアイメイクを落とすものだけあって、刺激の強さが懸念されます。ただでさえ皮膚の薄い部分に付けるわけですから、肌との相性はとても重要です。洗浄力はもちろん大切ですが、まずは肌との相性を見極めましょう。実際に肌荒れが起きないかを確認し、また本当に必要な時にのみ使用するなど工夫してはどうでしょうか。

スポンサーリンク

プライバシーポリシー

 - メイクアップ ,

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

執筆者のプロフィール 

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。

イラスト:harunaluna

この記事のタイトルとURLをコピーする

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  あわせて読みたい

ベースメイクの重要性と具体的な方法

 今やメイク道具だけでも星の数ほどが存在している(多分)時代ですので、メイクの方法も人の数だけ存在しているかと思います。さて、ご自身のメイク方法、自身を持って「完璧」と言えますか?「なんとなく」とか、

シェーディングで簡単小顔メイク

 誰もが憧れる「小顔」ですが、元々のサイズを実際に小さくするのは至難の業。だけどメイクで小顔に“見せる”ことは、誰にでも簡単にできるのです。  コスメの種類が豊富になった現代ですが、豊富になったのはア

「色素薄い系」の基本を抑えて今すぐ流行スタイルに

 以前から急増しているメイクの傾向といえば、「色素薄い系」と呼ばれるもの。 色素薄い系というのは、北欧人のように透明感のある白い肌、ブラウンを基調に赤やオレンジ、ピンクをアクセントとしたメイク、そして